MacBook Pro 13インチ 1.4GHz にたっぷり含まれた極私的「初」を列挙してみる。

今回ゲットしたMacBook Proは、私にとって色々と「初」な事柄が含まれていて新鮮味あふれるマシンです。以下に主だったものを列挙しますね。

・初めてのMacBook「Pro」。
・Macでは初となる整備済製品。
・起動音が鳴らない初めてのMac。
・Macでは初のRetinaディスプレイ。
・初対面のUSB-Cポート。
・初Touch Bar。
・リンゴマークが光らない初めてのポータブルMac。


細かい点も挙げ始めたらキリがありません。

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まずネガティブな点から。リンゴマークが光ろうが光るまいが、自分からは見えないのでわりとどーでもよかったりしますが、起動音が鳴らないのは想像以上に違和感を覚えましたよ。なにせ、ディスプレイを開けるだけで起動するため、心の準備が整わないままログイン画面に到達してしまいます。起動音をオフにするオプションを用意するのならまだしも、まるっきり廃止せねばならなかったのか疑問が残ります。

さて、こんなサイトを長らく続けておきながら「初のMacBook Pro」とはこれいかに?ですね。理由は簡単で、PowerBook G4 12インチ以降その時点で最小(最軽量)のポータブルMacばかり選んできた結果です。具体的にはMacBook(Late 2007)黒、MacBook Air(Late 2010)11インチの計3台にすぎませんが。

ポータブルMacを現行品に新調すれば、RetinaディスプレイやUSB-Cは必ず付いてきます。さすがRetina、文字が見やすいっ。率直なところRetina非対応のソフトウェア資産をたくさん持っているせいで、個人的に歓迎一色とはいえませんでした。でもCatalinaが32bitのレガシーを拒絶し、すんなり受け入れられる結果となったことは皮肉かもしれません。そうそう、プリインストールのMojaveから即刻Catalinaへアップグレートしましたよ。

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で、最も戸惑うTouch Bar。日本語入力にファンクションキーを用いないためか、喫緊の問題は生じておりません。今はまだ、表示が目まぐるしく変化して「楽しいなぁ〜」と眺めている時期です。ただねぇ……MacBook Pro 16インチにてescキーのみ独立した理由がわかりましたよ。従来機も、他の領域は「Appコントロール」のままescだけ常時表示するオプションが欲しいところ。

USB-Cに関しては、同ポートを備えた周辺機器が皆無の状況ゆえコメントしかねます。手持ちのデバイスをつなげる際は変換ケーブルが欠かせません。電源ポートがMagSafeでなくなった件も踏まえれば「不便」と一言でコメント可能ですが、もうI/Oポートの変遷なんて再三味わってきましたからねぇ〜。USB-Cの未来に託すのみです、ハイ。

New Apple MacBook Pro (16インチ, 16GB RAM, 512GBストレージ) - シルバー
New Apple MacBook Pro (16インチ, 16GB RAM, 512GBストレージ) - シルバー
Force Touchトラックパッドやキーボードのバックライトも初。前者の擬似クリック感は何度体験しても不思議っ。

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MacBook Air(Late 2010)の後継にMacBook Pro(2019)13インチ 1.4GHzを選ぶに至った過程と理由。(2019/11/26)

40年の時を超え、乗工社「木曽ボールドウィン(初代)」製作記その9。コールバンカーにバルサ製「薪ユニット」を落とし込み、最終調整ののち完成!!

< 日本で活躍した蒸機の燃料はほとんどが石炭か重油なので新鮮に映る = である調 >


前回の終わりに予告した「こだわりポイント」のお時間は、じつに森林鉄道らしい機関車の燃料すなわち薪の製作である。だって増築されたコールバンカーが空っぽではあまりに寂しいじゃないか。コールなのに薪、コール薪、ポール牧、我ながらしつこい。

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材料は1mmバルサ材、塗料はアクリルガッシュ。白っぽくて薪には不似合いなバルサだが、本機の場合リアヘビーを避けねばならぬ事情があってね。水で薄めたガッシュを全体に塗り、トーンを落として誤魔化した↑ 皮の茶色を塗ったり、カッターで筋彫りしたりとテケトーに細工して一本一本の個性を伸ばす。こう書くと非常に鬱陶しい作業に思われるかもしれないが、硬い真鍮と格闘してきた手にはバルサの柔らかさが心地よく、ちっとも苦にならない。第一思いっきりファジーな工作でOKなのだっ、ファジー最高っ。

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およそ15mm四方の板に薪を積んでいく↑ これまた一本一本瞬間接着剤で固定するのだけれど……いやホントだって! 大した労力じゃないからっ。本数も多いように見えてたかが知れたもんよ。

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裏へは積層バルサを貼り付けるのだ↑ まぁ、正直なところ同じサイズに切って積み上げるほうが面倒くさい。

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この「薪ユニット」をコールバンカーにポコンとはめて、裏からタッピングネジで固定する↑ そう、その2で開けた穴が生きる瞬間。

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天地を戻せばご覧のとおり↑ 囲い板と薪には少々隙間ができたものの、存外気にならないもんだな。むしろ……薪の白さが際立ってしまったか。周囲が全部黒なぶんを補正し忘れた、うーむ。

*****

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さぁて、塗装後はグリスアップして動力の調整を追い込んでいこう↑ 軟質プラみたいになった(やかましいっ)クロスヘッドは、スライドバーの溝やピストン棒の塗膜を軽くヤスっておく。また、公式側に露出するリン青銅の集電ブラシを黒染めした。

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最後に上回りをかぶせれば完成だっ↑ 実作業時間がそれほど長くはないのに、結構な作り応えを感じたなぁ。あちこち失敗もしたけれど、ナロー蒸機の雄が眼前に現れた今となってはどーでもいいのさっ(えぇ〜〜)。次回は例によって写真特集号であーる。

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乾くとマットになるガッシュはレイアウト製作にも重宝する。

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MacBook Air(Late 2010)の後継にMacBook Pro(2019)13インチ 1.4GHzを選ぶに至った過程と理由。

建前上(なんの?)はAirの後継であるMacBook Pro(2019)1.4GHz。これに決定する過程を以下に示しませう。

1. MacBook Air(2018)の発表で後継機が決定する。

2. でも、なんとなく手を出せないままMacBook Air(2019)登場。

3. 同時にMacBook Pro(2019)13インチ 1.4GHzも登場。

4. 性能と価格差に悩む。整備済製品の価格も合わせると混沌……。

5. MacBook Proの整備済にはなかなか巡り会えず。

6. MacBook Pro 16インチの発表直前、MacBook Pro 1.4GHzの新品を買う寸前まで行く。

7. 16インチ発表。異様なコストパフォーマンスに驚愕。

8. MacBook Pro 1.4GHz 整備済に的を絞る。

9. 16インチ発表から1週間後、望むCTOの整備済を発見、ぽちっとな。


こんな具合です。

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MacBook Air(2018)はAir好きの私にとって救世主となる……はずでしたよ。特にAir(2019)の登場によって2018の整備済がたいへん安くなり、「これならアリだろっ」と一時は照準を合わせたほどです。でも、率直なところかなり微妙な性能が最後まで決心を鈍らせることとなりました。Airに速さを求めていないとはいえ、CPUのベンチマークがメインマシンであるMac mini(Late 2014)より少し上くらいでは陳腐化が早すぎると思えたんですね。

もとより選択肢になかったMacBook Pro 1.4GHzが急浮上したのは、Airとの性能差(少なくともCPUベンチにおいて)が倍以上なのに価格差が小さく、サイズ・重量差も思いのほか大差ない点を再認識したからです。

決定打となった出来事が16インチの発表で、「コストパフォーマンスを考えるとAirの性能は、ない」とようやくAirの誘惑を振り切ってMacBook Pro 1.4GHzに絞り込んだ次第。なお上記のとおり、発表直前に某量販店のMac 10%オフに吊られ、新品を購入しそうになりました。さすがに20年Macユーザをやってきて、その愚行はなかろうと辛うじて思いとどまりましたっけ。

結局……私にとって本機は「MacBook Pro」というより「MacBook Air Plus」に近い存在といえますね。単純に、Airが好きなのです。けれどもLate 2010で味わった末期の苦しさを思えば、もはや処理性能に目をつぶっていられない状況でした。最後にどーでもいいことですが、1.4GHzのクロックは、CTOしたAir(Late 2010)の1.6GHzを下回り、極私的Intel Mac史上最低を記録したそうな、えぇ〜〜〜。

最新モデル Apple MacBook Air (13インチPro, 1.6GHzデュアルコアIntel Core i5, 8GB RAM, 256GB) - スペースグレイ
最新モデル Apple MacBook Air (13インチPro, 1.6GHzデュアルコアIntel Core i5, 8GB RAM, 256GB) - スペースグレイ
OSの足切りに遭うまで使い尽くそうとしなければ、十分な性能でしょう。

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40年の時を超え、乗工社「木曽ボールドウィン(初代)」製作記その8。2日で終わった塗装と、各所に散らばるチャームポイント。

< じつは均一な半光沢仕上げが最も難しかったり = である調 >


さて、塗装である。黒一色の蒸機については「へっつい」で述べたとおり、基本的には楽なもんである。さすがに本機をペッカペカの光沢に仕上げる度胸などありゃせんぜよ。代わりにウェザリングなしの半光沢という、ノーマルグレードなメーカー完成品っぽい雰囲気……要するに最も無難な仕上げを目指そう。

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塗装するパーツ一式↑ おっと(メインロッド付き)クロスヘッドを並べ忘れた、許せよ。右下に並ぶ、穴が2つ空いた板3枚は言及していなかったな。下の厚い板がモーターを上から押さえるもので、上2枚はモーター下に適宜挟んでウォームとウォームホイールの噛み合いを調整するスペーサー。

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今回は最小限の色気を出そうと、煙室サイドの銘板にマスキングテープを貼った↑ ほかに軸受やスライドバーなどもマスクしておく。

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以後セオリーどおりに進めるぞ。まずは、いさみやカラープライマー(黒)で下塗りする↑ 「へっつい」以上に塗料を回しにくい箇所が多く、何度も細吹きを重ねて細部を埋めていくのだ。

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次にクレオスGX黒を吹く↑ 塗り残さぬようチェックを繰り返すも、光沢が強くてよく見えない。部分的な細吹きのせいで塗膜の不均一さが現れたらヤだなと危惧したけれど、幸い私の(ひいき)目には十分平滑っぽい。いやしかし、缶スプレーで蒸機を綺麗に塗り上げる人はフツーに天才じゃろ。

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もう一つの色気ポイントたる火室はカラープライマー(白)で下塗り後、クレオスあずき色で塗装↑ 調子に乗ってブレーキシリンダー関係に色差しした。ウェザリング前提ならともかく、実物同様に明るい朱色を塗ったら鮮烈すぎるかもしれん。個人的にはあずき色でちょうどいい塩梅だったと思うよ。

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最後にGXスーパースムースクリアー + スーパークリアーを混ぜた半光沢クリアでトップコートし、塗装完了↑ 嫌いな工程だから急いだわけでもないのに2日で終わっちゃったぜ、ありがてぇ〜。

私にしては概ね成功といえるのだが……タミヤエナメルのフラットアルミを塗ったクロスヘッドがなんつーかね、Nゲージプラ蒸機の銀色っぽい軟質プラそっくりの色・質感になったんだわ。いやもう、そっくりすぎて妙に感動しちゃってさ。いや、している場合じゃないんだけどさっ。

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気を取り直して最終艤装だ。蒸気ドームてっぺんの狭いスペースに安全弁と汽笛をゴム系で接着する↑ 同社エコノミーキットだと巨大な汽笛一本(ネジ兼用)だったりするので、「格の違いを見よー!」とばかり、弾き飛ばさないかドキドキしながらピンセットで差し込んでいく姿が哀れを誘うのぅ……やかましいっ。

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火室もゴム系でフレーム後端に接着↑ 左右と天地を間違わぬよう注意する。非公式側はブレーキシリンダーやテコのモールドがない。

蒸機は窓セルなしでも容認されると勝手な免罪符を振りかざしたものの、アメリカンな本機は窓がなかなか立派なため正面と側面のみ貼っておいた。開けっ放しの乗降口から裏側が丸見えになってしまう背面を除いた妥協策だな。

あとはネジ止めして完成〜と祝いたいところだが……かねてより、木曽ボールドウィンを組んだらこだわってみたいポイントがあってだね、次回はそれをやっつけよう。ヒントはその2だっ。

タミヤ エアーブラシシステム No.60 エアー調整バルブII 塗装用工具 74560
タミヤ エアーブラシシステム No.60 エアー調整バルブII 塗装用工具 74560
タミヤの新しい調整バルブはエアーがシューシュー抜けるのではなく絞るタイプらしい。

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5年ぶりの新Mac、「MacBook Pro(2019)13インチ 1.4GHz」CTO整備済製品を購入。あいかわらずオーバークオリティな整備済の実態。

MacBook Air(Late 2010)の後継機探しもようやく終わりを迎えました。MacBook Pro(2019)13インチ 1.4GHz・16GB RAM・256GB SSDの整備済製品をAppleオンラインストアで購入しましたよっ。

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整備済専用の白箱↑ 個人的にはボロっちくてもいいから、返品された箱を再利用してくれたほうが無駄を意識せず気持ちいいんですけれどね。

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カラーは「当然」スペースグレイ↑ ポータブルマシンではPowerBook G3以来、選べるなら黒いほうを貫いてきましたからネっ。デスクトップ機は昔ながらのベージュ色が最高に好きですが、今どき望むべくもありませんかそーですか。

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アラ探しを特技とする私でも(サイテーだね!)、裏蓋の角の小さな傷以外見つけられませんでした↑ このキズの様子は……返品後の整備時に付いたように見えますが、それも含めて整備済製品っつーことです。

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同梱のUSB-Cケーブルはちょっと黒ずんでいるようで、新品ではなさそうです↑ 白い電源アダプタは代々非常に傷つきやすい厄介者ですけれど、目視の限りでは無傷。いずれにせよ私が1日使えば、より酷い状態になること請け合いです。

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キートップも人の触れた痕跡は見えず、綺麗なもんです↑

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フタを開けると同時に起動してビビりますが、プリインストールOSはmacOS 10.14.6 Mojaveでした↑ もし32bit環境から離れられず、でも新しいMacを必要とするならば、整備済製品を狙うのもアリでしょう。今ならまだMojaveに当たる可能性は高そうです。いうまでもなくギャンブルゆえ一切の責任は負えません。ひょっとするとAppleの電話購入なら融通してくれるかも。

以上、Apple整備済製品の高品質はあいかわらずです。これで新品との価格差が税抜29,000円なり。すなわちCTOのオプションを1ランク上げたりAppleCare+に加入できる差額が生じるわけで、なんだか利用しないほうが損をする気分になってしまいそう……ま、望むスペックをゲットするまでの時間が最大の課題ではあります、ハイ。

最新モデル Apple MacBook Pro (13インチPro, Touch Bar, 1.4GHzクアッドコアIntel Core i5, 8GB RAM, 256GB) - スペースグレイ
最新モデル Apple MacBook Pro (13インチPro, Touch Bar, 1.4GHzクアッドコアIntel Core i5, 8GB RAM, 256GB) - スペースグレイ
新品もこの価格でRAM 16GBなら迷わないのですが。

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もっとも伝統的な位置にレリーズボタンが配されたiPhone 11用「Smart Battery Case」に意表を突かれる。

この手の意表を突く拡張機能がわりと好きなトビです。「Apple、「iPhone 11」シリーズ向けの「Smart Battery Case」を発売 | 気になる、記になる…」とのことで、AppleがiPhone 11シリーズ向けの「Smart Battery Case」を発売しました。

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一般的なコンパクトデジカメと同じ方向に画像を回転↑ 正面向かって右上にレンズ・左上にレリーズボタンと、コンサバティブ(それこそQV-10から!)なデジカメにおける基本配置の一種に適っていますね〜。

私がiPhoneで写真を撮る気になれない理由の一つがレリーズボタンに対する不満だっただけに、この製品のアプローチはじつに面白く挑戦的だと感心しました。バッテリーケースという飽和気味のジャンルで明確な差別化が図れますし、カメラ機能を前面に出したスマートフォンの中で根本的な使い勝手のアドバンテージも提供できます。まぁ……Android端末に全く興味がないため、すでに常識的な位置へレリーズボタンを搭載した機種は存在するのかもしれませんが。

ともかく、写真をがんがん撮るためにiPhone 11シリーズを購入した方にとっては注目のアイテムではないでしょうか? いや、そういう方々はすでにiPhoneのレリーズに不満などありませんかそーですか。

Apple iPhone 11 Pro Max Smart Battery Case with Wireless Charging - ブラック
Apple iPhone 11 Pro Max Smart Battery Case with Wireless Charging - ブラック
iPhone 11 Pro Maxだと総質量が何gになるのか気になります。

40年の時を超え、乗工社「木曽ボールドウィン(初代)」製作記その7。メインロッドの屈曲とクロスヘッドのスライドに神経集中……で今ごろポカミス発覚。

< 40年越しのキャラメルモーターが通電一発目で回転したことに驚愕 = である調 >


ワールド工芸のようにきっちり組めばそのままスムースに走りだす今どきのキットと異なり、古い模型の動力調整は忍耐の上にも忍耐を要する。「それがたまらんっ」な方もいるだろうが……私はもう、あまりやりたくないな。

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ロッド類を組み込んだ足回りを横から観察↑ 色気もへったくれもないプレート輪心が時代を感じさせるなっ。ディテールアップに走らず本キットを「素組み方針」としたのもこの輪心が理由の一つである。

他方ロッド類はエコノミーキットと一線を画し、総金属製でサイドロッドあり、クロスヘッド付近の大胆なデフォルメもなしと今でも通用する出来だ。なによりロッドピンがネジ止めだから、心ゆくまで調整に専念できるのがありがてぇ〜。

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上から見よう。メインロッドを斜めに屈曲させた様が一目瞭然↑ 説明書(探究・乗工社)では一切触れられていないけれど、この定番(?)対処法を施すことでロッド回りの抵抗が激減するのだ。ただしっ、メインロッド両端の曲げにねじれがあると前・後進の滑らかさに差が生じたりするので、どの面から見ても平行なのをチェックせねばならない。私の場合、「車両に組み込んだ状態で正面から見たとき」のねじれになかなか気づけず難儀したわ。

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レールを浅い角度で傾けてもスルスルと転がりだすまで念入りに調整を重ねる↑ うんざりするほど地道な作業だが、この時点で抵抗を残すようでは最終的な走りに希望など持てぬ。やはり最も手間のかかった箇所がクロスヘッドだった。スライドバー・ピストン棒・クロスヘッドの溝を平行に揃えろとは言うに易し横山やすし。

なお、床板から斜めに立てられた真鍮線は、モーターのアース側端子に直接当てるもの。

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巨大なキャラメルモーターをネジ止めし、動力の全貌が明らかとなった↑ 公式側(写真手前)は車輪踏面をこする集電ブラシからリード線でモーター端子と結ぶ。ところで左右絶縁の構造がよくわからないかもしれない。じつは公式側輪心がプラ製で、非公式側が真鍮製というカラクリなのだ。私も当初は気づかず、輪心のネジ穴が片側だけ真鍮色を放っているのを見つけて合点した次第。それすら説明書には記載ナッシング。

さすがに最初から別売品のカプラーまで乗工社製で揃える必要はなかろうと、モデルワーゲン木曽用をネジ止めした。

この状態でモーターを回しての走行テストは、リアヘビーにより第1動輪が常にウィリーするためあまり意味がない。ネジ一本でぶら下がっただけの従台車は、もとより車重を受ける設計になっておらず単なる抵抗である。付け加えるなら、初代は従輪からの集電機構すら持っていない。

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ゆえに超フロントヘビーな上回りをネジ止めして初めて塗装前の調整も追い込めるってもんだ。同時に、生地完成の姿も拝めるってもんだ↑ しかし、まだ注油していないため騒音が大きくて滑らかとも言いがたく、不安が膨らむ。

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そうそう、動輪と従輪の間に収まる火室パーツは、赤色に塗ってから接着予定↑ まさしく典型的なドロップ製の見本だなぁ。思いのほか細部までよく表れている。

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公式側斜め後ろから↑ いい雰囲気じゃのぅ。上記のように単機で走る際の従台車は抵抗でしかないけれど、トレーラー牽引時は負荷が車両前方へかかるようになっていて、動輪の粘着向上に期待が持てるな。

さて……この記事を書いている最中にミスを一つ発見した。サイドロッドの前後が説明書と逆じゃん! 私みたいなへっぽこ腕も許容できるよう、サイドロッド片側の穴はU字型に開放された親切設計なのだが、それをメインロッドで目立たなくするためか第2動輪側へ持ってくるのが正解。機能的には支障なかろうものの……あぁ情けにゃい。次の重メンテナンス時に直しておくよ。

アネックス(ANEX) ステンレス製 精密ヤットコ 標準タイプ 120mm No.240
アネックス(ANEX) ステンレス製 精密ヤットコ 標準タイプ 120mm No.240
もうね、ヤットコと名のつくものが全部欲しい。

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40年の時を超え、乗工社「木曽ボールドウィン(初代)」製作記その6。蒸機工作の華、ボイラー回りが最も簡単で拍子抜け。(2019/11/19)

「iOS 13.2.3」配布。iOS 13ではメールAppのIMAP同期の挙動が変わった気がする。

週刊アップデートの発売日です……ウソじゃ。Appleが「iOS 13.2.3」「iPadOS 13.2.3」を配布しています。

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デバイス単体もしくは母艦経由でアップデートしてください。iOS 13.2.3の効能書きは以下。
iOS 13.2.3には、iPhoneのバグ修正と改善が含まれています。このアップデートには以下が含まれます:

・システムの検索と“メール”、“ファイル”、および“メモ”内の検索が動作しない場合がある問題を修正
・写真、リンク、およびその他の添付ファイルが“メッセージ”の詳細表示に表示されない場合がある問題に対処
・Appがバックグラウンドでコンテンツをダウンロードできない場合がある問題を修正
・“メール”のExchangeアカウントで、新規メッセージを取得すること、および元のメッセージの内容を引用して含めることができない場合がある問題を解消

Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

iPadOS 13.2.3の内容も全く同じです。iOS 13ではメールAppの挙動が明らかに変わりました。これまでもIMAPの同期に待たされることはありましたが、待つタイミングが移動したのかなんなのか、個人的にはあまり快く感じない動作ですねぇ。

iPhone完全マスターガイド iOS13のすべて (英和ムック)
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40年の時を超え、乗工社「木曽ボールドウィン(初代)」製作記その6。蒸機工作の華、ボイラー回りが最も簡単で拍子抜け。

< 今では段付き真鍮ネジすら高級部材だろう = である調 >


さて、上回りに戻ってボイラー関連をやっつけよう。ナロー機らしい細いボイラーと、火災厳禁の森林鉄道らしい極端に大きな火の粉止め付き煙突の対比が実に愉快なポイントである。ちなみに初代製品は、この煙突形状より「後期型」と思われ、バリエーション展開がなかった模様。

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エッチング丸め済みのボイラーは下端前方を引っ付けて円筒にし、下回りとネジ止めするためのボスもハンダでしっかり固定する。そしてキャブのボイラー受に差し込んでハンダ付け↑ すでに煙突などが乗っかっているけれどネジで仮止めしているだけ。そう、乗工社はこれらを全てネジで固定する素晴らしい伝統を持っていたのだ。しかもことごとく重量級の美しい挽物パーツときた。なにせウェイト兼用だからなっ。PU動力のエコノミー蒸機なんぞ、内部に動力機構が入らないもんだからボイラーすら無垢の挽物だったりしてクラス越えの高級感を味わえちゃう。

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挽物たちをフィックスする前に蒸機の華(or 地獄)たるパイピングを済ませよう。古い製品ゆえ最小限も最小限、2本の注水管のみで楽勝だぜベイベー↑ 付属のφ0.6真鍮線を利用し、ボイラーへは逆止弁を模した割ピンを介して取り付ける。この絶妙なカーブを再現するために何度も曲げ直したけれど、こーゆーのは純粋に楽しいから許してしんぜよう。たった2本だし。いやはやモデラーのワガママたるや酷いもんである(一般化するなよっ)。

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ただし、くれぐれも車輪などと接触せぬよう下回りも仮組みして様子を窺いつつ進めている↑ ところで、その2の床板位置ミスにより、ボイラー下端に付けたボスを薄く削る必要があったわ。

*****

えーと、ここから作業に没頭してしまい写真を撮り損ねている。いつものことで恐縮だが勘弁してくれぃ。

さて、過去の苦い経験から挽物パーツはハンダを使わず、ロックタイトを塗って正真正銘ネジ止めオンリーで固定したよ。ただし、発電機と発電機台は鉄ネジ使用で、酸洗浄時に外さなければならない。それでは色々と面倒だから、この両者はボイラーへハンダ付けし、洗浄後にネジを締めた。いや別にネジ止めする必要はないんだけどさ、そこはほれ「素組み」つーことで……もはや呪縛だな。

また、発電機の排気管上部がダイヤ型煙突側面に割ピン固定となっていて、ここへもハンダを流している。アメロコらしい煙室の横から前端梁に伸びるステーは、付属のφ0.5真鍮線を曲げてボイラー側にハンダ付けした。反対側は端梁裏面に沿わせておく。ここをピッタリに作っておけば、上下ネジ止め時の目安になって塩梅がよろしい

最後にドロップ製の煙室戸を取り付けて、その上部に台座を介した挽物ヘッドライトをハンダ付けすればボイラー回りの完成となるイエ〜イ……って写真がないから盛り上がらんか、すまんのぅ。

はっきりいって本キットはボイラーアッシィが一番簡単だった。素敵なネジ止め工法が最大要因ではあるものの、精確な取り付けが意外に難しいランボードが存在しない点も大きいんじゃないかな。

残るは、非力なキャラメルモーターでもそこそこの走りを実現するための動力調整だ。走りがイマイチだと完全素組みの魅力が半減してしまうので気合を入れまくったのだが……さぁて、どうなる?

LOCTITE(ロックタイト) ねじロック 243 中強度タイプ 10ml LNR-243
LOCTITE(ロックタイト) ねじロック 243 中強度タイプ 10ml LNR-243
二度と取り外さない覚悟なら、ハンダで固定しても全然OK。

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40年の時を超え、乗工社「木曽ボールドウィン(初代)」製作記その5。思い込みで心臓部を削りすぎ、心が折れるの巻。(2019/11/18)

40年の時を超え、乗工社「木曽ボールドウィン(初代)」製作記その5。思い込みで心臓部を削りすぎ、心が折れるの巻。

< 引いたぶん足してプラマイゼロだから、まだ「素組み」だよねっ = である調 >


誰しも「重いコンダラ」を引いてしまったことがあるだろう。私なんぞしょっちゅうである。ほらね、あれは押して使うのが正しいって今知ったわ。しかし思い込みで模型工作をやっちまうと、最悪の場合これまで重ねた苦労やバカ高いキット代が瞬時に消し飛ぶ。

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下回りを続けよう。幾度となく修正したシリンダーアッシィをフレームにハンダ付けする↑ ただしっ、これも一度やり直している。なにせ、そのまま取り付けたら前に少しだけ傾いたのだ。横から見てシリンダーが水平でないと、ピストン棒がスムースに前後しない可能性がある。とにかくロッド回りに不安要素を一つでも残したくなかった私は、いったん外してフレーム側を削り込んで対処した。プレスが悪いのではなく、事前のチェックを怠った私が悪いのだよオッホン(本当にそう思ってる?)。

また、床上にモーター固定ネジのボスを2本立てた。特に難しくないはずだが、こいつまで一度やり直した! ほかでもねぇ……モーター取り付け時にネジを回しすぎて引っこ抜いてしまったのだよっ。「やりかねない」と用心しつつやっちゃう自分のアホ面には心底うんざりさせられる。

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で、恐怖の思い込み話だったな。1枚目の写真ではフレーム上部に大きなくぼみがある。どれくらい大きいかというと、直径2.5mmもある。なぜ知っているのかというと……私が拡張したから

このくぼみには2枚目の写真のようにウォームホイールの軸が乗るのだ↑ 写真では見えないが、ウォームホイールは真鍮パイプを通る。そのパイプの中をプラ製の絶縁軸が通る。絶縁軸はパイプより長く、はみ出した両端がくぼみに乗っかる構造。ところがどっこい、私はてっきり真鍮パイプがくぼみに乗るもんだと思い込んで、その直径分削り込んだってわけさハニー。おかげで絶縁軸がぶかぶかさ。

気づいた瞬間の気持ちは覚えてにゃい。ショックすぎて記憶が飛んだのかもネっ。いかんせんこの軸が動力の心柱ともいうべき役割を果たすため、このままでは非常にマズい。仮組みすると、機能的には案ずるほど影響ない(!)ものの、足回りのパーツ同士に過剰な遊びが生まれてえらい騒音を発するのだ。なにせ元々がオールブラス製ギヤ、普通に組んでもうるさそうなのに、いまや不協和音ばかり奏でやがる超ヘタクソなブラスバンド部状態。

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散々悩んだ末「削りすぎたら埋めましょう」の正攻法しかアルマーニと、U字型に曲げた細い帯板を溝に押し込んでハンダ付けし、各面を平らに仕上げた↑ ま、まぁ、ぎりぎりフォローでけたか?

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その後は病的に仮組みを繰り返しつつ作業を進めたよ。といっても下回りで塗装前にすべき工作はほぼ終了〜。車輪押さえはウォームホイールの真鍮パイプを軸に、一種のイコライザを構成するカタチだ↑ なかなか上手いやり方で、IMONの最新製品にも受け継がれているらしく感心しきり。ただ、下側のみなので効果は限定的だろう。皮肉なことに、例のくぼみを削りすぎたほうが車輪のクリアランスが増えてイコライジングの効きがいい感じだったわ……なーにやってんだかトホホケキョ。

H&H ライン丸ヤスリ 2.5mm RN-5 342435
H&H ライン丸ヤスリ 2.5mm RN-5 342435
φ2.5の丸ヤスリはワールド工芸のキット製作必需品。

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