ワールド工芸Nゲージ「国鉄C54形 従台車原型」製作記その4。ランボード・ボイラー・キャブ合体でアホみたいなミス。

< ボイラーとキャブ屋根が平行なだけで完成後の印象は大幅UP = である調 >


断るまでもないが、真っ当な工作記事をお求めならNゲージ蒸気機関車様をご参照くだされ。当連載は、経験不足の下手くそが悪戦苦闘する様を楽しんだり、ごくまれに「自分は同じ過ちを犯さないぞ」といった教訓が得られるかもしれないことを期待する程度に捉えてほしい。

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ではでは、ランボードとボイラーの合体だ↑ 左右のランボードを繋ぐブリッジをボイラーの溝に通し、要所をハンダで止める。両者をはめ込んだ時点で左右のガタ付きが皆無に等しく感心しきり。そして上・下回り合体ネジを受けるボスを、ボイラー前方の穴に取り付けておく。可能な限り水平を維持したいパーツゆえ慎重な作業を要する……わりに保持が難しくて厄介だ。ま、最悪傾いてしまったらボス頭をヤスって調整しても間に合うとは思うメイビー。

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次にボイラー上部へパーツを並べていく。私は「サンドドーム → 止め弁 → 発電器 → スチームドーム → 煙突」の順で固定した。サンドドームの座りが最も安定していたのでね。全て裏側からハンダを流したいところだけれど、真っ直ぐ立てるのが難しい止め弁のみ表からハンダ付けして綺麗にキサゲた。

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前から眺めて真っ直ぐ揃っていることをチェック↑ おぉ〜〜、奇跡的に一発で揃ったじゃんっ。もう思い残すことはない(先は長いぜ)。この歩み寄ったサンドドームとスチームドームが、本機を見分ける最も簡単な特徴だ。C51で離れていたドーム2つはC54で接近し、C55で一つに融合する過程が生物的進化みたいで面白いのぅ。

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上回り最大の難関はキャブの固定↑ ところが何を血迷ったか、バックプレートを先に取り付けてしまったのだよっ。いや、組み立てに支障はないんだけれど(支障がないのを確認したから付けた)、キャブとボイラーの傾きチェックがまともにできないじゃん

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後ろから覗いても見通せず、前から覗くも……やっぱりわかりにくいわ〜↑ 本当にアホだっ。ところで左右の傾きに気を取られがちだが、横から見て前後に傾いていないかも忘れずにチェックせねばならない。模型を眺めるときはサイドビューのほうが多いはずなので。

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床板を落とし込んでハンダを流す↑ もう後戻りできないぞ。今後歪みが顕在化すれば、現物合わせで擦り合わせるほかアルマーニ。

基本構造が大きく変わりそうで難しいとは思うんだけれど、ランボードとキャブ床板を一体エッチングもしくは先に固定できれば組み立てもずいぶん楽になりそうな気がするなぁ。

OSS トースカン(サーフェイスゲージ)角台 164200S
OSS トースカン(サーフェイスゲージ)角台 164200S
本来は定盤上でケガキに使うトースカン。今回のような工作では歪み発見器にもなる。

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ワールド工芸Nゲージ「国鉄C54形 従台車原型」製作記その3。難関のランボード折り曲げと、給水温め器の配管に個性を演出。

< 給水温め器はもう0.3mmほど前に出してもよさそう = である調 >


さあ淡々と進めるぞ……とその前に、今回は基本的にキットを素組みする方針だ。いじりたい箇所がそれなりにあるものの、同社Nゲージ蒸機に初挑戦する手前、構造・強度・クリアランス等々の傾向を掴みたかったもんでね。それらを踏まえて2両目を組む気力が湧くかはまた別問題じゃ。

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ランボードの工作を開始。網目を折り返してハンダ穴にハンダを流していく↑ハンダ穴と、配管の足が入る穴や溝をよくよく見極めねばならない。加えて、以後の作業に影響せぬよう余分なハンダを綺麗にキサゲておく。

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難関の一つ、ランボードの折り曲げは万力にポケットベンダー、ヤットコと使えそうなものを総動員。奥(キャブ側)から順番に折り曲げていくのだが、小さな段差は手前を先に曲げたほうが簡単かも↑ 平行や直角は、白状しちゃうと「目見当」。ま、どーにかなるさ。フロントデッキ傾斜部は治具を当てて角度を決める。できればデフを切り出して宛てがっておくべきポイントだな。

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フロントデッキに別パーツの網目板をぴったり重ねてハンダ付け↑ この時点では、私のへっぽこ腕でも真っ直ぐなランボードを維持できている。それなのに、作業が進むにつれ勝手に曲がっていく不思議。

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給水温め器は非公式側配管まで一体のロスト製↑ デッキから転げ落ちそうなほど前方に寄せられたコレがC54の特徴ゆえ、コストをかけて作ってくれたことに感謝いたし候(いうまでもなくキット代に跳ね返っているだろうが)。

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実車の配管はバラエティに富んでおり、しかも奥まっているせいでよく見えず、曲げ方に悩むところだ。私は非公式側2本を継手の直後でグッと内側に寄せてみた↑

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非公式側から↑ 真鍮ロストワックスはコシがない代わりに金属疲労を起こしにくく、納得いくまで曲げ直せるのが利点。だからといって調子に乗ると突然ポロっといくので、何事もほどほどに。

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公式側は付属のφ0.5真鍮線を使う。ロストパーツに線材を付ける際はモールドされた窪みをドリルでさらに深く掘り、ステン用フラックスでハンダ付けすると手際よく済ませられると思う。

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お次はボイラー。後ボイラーを貼り合わせてテーパードを表現する(仕組み上、真のテーパーは再現できない)↑ どちらも曲げ済みで助かるのぅ。しっかし汚いハンダ付けだなっ。言い訳するとステン用フラックスの多用によるコテ先劣化が激しくてねぇ。「だったら頻繁に研ぎ直せよ!」ってなもんだが、面倒じゃ〜〜ん。

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完全な円筒となるボイラー前側の下端を閉じるのだが……結構ずれちゃってまぁ↑ 板全体がごくわずかながら斜めに置かれた状態でプレスされた感じの、ヤなずれ方だ。

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四苦八苦しつつもどうにか誤魔化せた↑

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ボイラーの全体像↑ Nゲージといえど鉄道省正式の大型機だけあって、これまで組んできたHOナローの貧相なボイラーとは一線を画す存在感だな。なお、安全弁基部の隙間が気になり、後で埋めておいたわ。

エンジニア 金属曲げ工具 ポケットベンダー 簡単折り曲げ加工 TV-40
エンジニア 金属曲げ工具 ポケットベンダー 簡単折り曲げ加工 TV-40
ポケットベンダーは簡便なようで、その実セッティングが煩わしかったり。

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ワールド工芸Nゲージ「国鉄C54形 従台車原型」製作記その2。まずは、大きな窓がステキなキャブを組む。

< 作業中にあれほどハイクオリティな写真を撮られる余裕がまた凄い = である調 >


ワールド工芸をはじめ、Nゲージ蒸機の工作は『Nゲージ蒸気機関車』様が素晴らしいコンテンツを展開してくださっている。C54の組み立て記事も見事なもので、このサイトを拝めば説明書など不要といっても過言ではない(いやちゃんと読めよ!)。したがって私も組み立て順から何から、全面的に参考にさせていただいたわ。

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まずはキャブの組み立てから。側板・妻板の内張りを貼り合わせ、天窓を組む↑ レール付きの天窓はフタを90度+α曲げてからレールを左右から閉じるように曲げると、開き癖が抑えられるだろう。逆にやってしまった私は、蓋をきっちり閉じるのに無駄な労力を費やしたわ。

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屋根前端の破風板を付け、前妻を固定。さらに正面窓のひさしをハンダ付するのだが、ここでハプニングっ。キットに入っていたひさしが下向きタイプなのだ↑ 実車のC54にも存在するようだが、自分のイメージとは異なる……つーか、下向きがあまり好きじゃない。交換も考えたのだけれど、じつは前回の全パーツ集合写真を撮った際に欠品が一つあり、メーカーに送ってもらったばかり。小さなパーツを何度も送ってもらうのは気が引ける。

結局……下向きひさしの前端を少しヤスって、下向きのよーなロングタイプのよーな中途半端な形状で妥協した次第。

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ところで以前「ワールド工芸は少量のハンダで手際よく組むべし」とのコメントを頂戴した。今回それを実践するつもりだったのに、やはりダメだねっ。たっぷり流さないと気が済まないんだよねぇ〜↑ おかげでキサゲ地獄の連続よ、自業自得じゃ。

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次に側窓上部のひさしを取り付けるのだが、この写真は初回の失敗例キャブのサイズに不釣り合いなほどパッチリ大きな窓こそがC54最大のチャームポイントと信じて疑わぬゆえ、それを減じてなるものかと幾度も位置や角度を調整したわ。また、バタフライキーボードちゃうバタフライスクリーンと肘掛けは、折り返してごく少量のハンダを流しておく(特に後者は引っかけやすい)。

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屋根後端に破風板と水撒管を取り付け、後妻内張りを貼り合わせて背面窓の保護棒をハンダ付けする↑ 水撒管や保護棒はステンレスエッチングなのでステン用フラックスを使う。塩化亜鉛のみでは極めて厳しいことをへっついで学習したからなっ。

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キャブ本体に後妻を付け、ステンの縦雨樋もハンダでがっちり固定する↑ というのも、今後しばらくはこの雨樋が上回りの足になるのでな。床板は、中央の穴に上・下回り合体ネジが通るため、手持ちのドーナツ型エッチング板を裏打ち(ならぬ表打ち?)してからタップを立てた。ちなみに……床下へ90度折り曲げる突起の一つを折ってしまい、ハンダ盛りの補強で誤魔化している。「リン青銅のくせに粘りが足らん」などと材料へ責任転嫁するも、これは始まりに過ぎないのであった……えぇ〜〜。

キャブに床板がすんなり入るよう微調整を済ませたら、ひとまずキャブ回りは完了でござる(床板はまだ固定しない)。そうそう、今ひとつ注意点をば。妻板にエッチングされた吊り金具はちゃんと穴が開いていて、屋根の開口部から顔を出す仕組みだ。これがまた恐ろしく繊細な代物で、作業中に必ず潰してしまうこと請け合いだ。案の定やっちまった私はひしゃげたまま放置し、塗装直前に穴へニードルを差し込んで復旧したものの、さすがにメーカーも調子に乗りすぎた過剰ディテールだと思うんだぜっ。

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もっとも原始的な道具であろう柄付きニードルは手近なもので代用しがちだが、買うにしろ作るにしろ自分の手に馴染む専用品を持っておきたい。

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ワールド工芸Nゲージ「国鉄C54形 従台車原型」製作記その1。恐るべきキット全容と、なぜ「C54」なのか。: パワーリンゴ(2020/03/21)

ワールド工芸Nゲージ「国鉄C54形 従台車原型」製作記その1。恐るべきキット全容と、なぜ「C54」なのか。

< Nブラスの可能性に魅せられたきっかけも同社D52ボディキット = である調 >


2020年一発目の鉄道模型ネタは久しぶりの1/150 Nゲージキット、しかも大物である。たぶん長くなるから、いつになく淡白な筆致で進めるつもりだ。前回が木曽ボールドウィンだったもんで、蒸機に興味のない方にはスマンヌ。

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ワールド工芸「国鉄C54形 蒸気機関車 II 組立キット 従台車原型仕様」……製品名も長いな↑ 動輪の輪心がダイキャスト製に変更された現行品となる。

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同社HOナローのキット箱より明らかに重くて背筋が凍る。蓋を開けると、例の小さなブリスターパックが3つも入っているっ↑ しかもA3両面の説明書が3枚も入っている! ヤバい。

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戦慄の全パーツ集合写真↑ ここまで点数が多いと並べるのすら一仕事だ。あぁ、ピンセットでちまちま配置する姿を想像してくれたってかまわんよ。下に敷いたマットを引っ掛けやせぬかと冷や冷やもので、こっちはそれどころじゃなかったわ。

ご覧のように、素材別では真鍮の割合がかなり低い。強度確保のためリン青銅・洋白・ステンレスが適材適所に配される構成だ。また、同社HOナローばかり組んできた私には信じがたい量のロストワックスパーツが奢られており、意味不明の嫉妬に駆られた。

さて、私が本キット……というかC54を選んだ理由を以下に列挙しよう。

1. 中学生時代、『鉄道模型考古学N』に掲載された中村精密 C54の虜になる。

2. 実物のC54を知るにつれ、その悪評とは裏腹にわりと純粋な美しさを感じるようになる。

3. うっかり中村精密のC54を入手してしまい、さらに気に入る。

4. ワールド工芸から素晴らしいキットがリリースされていることを知る。

5. 金属キットの組み立てにだいぶ慣れ、そろそろ手を出してもよかろうと判断する。


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こんな感じぃ。要するにだね、諸悪の根源は中村精密(ナカセイ)C54つーこった↑ ホワイトメタル主体の古い模型ながらプロポーション抜群で、よく似ていると思うよ。

付け加えるなら、ワールド工芸はブラス製Nゲージを牽引してきた立役者であり、現時点におけるその看板商品に挑みたかったことも大きな動機だな。意気込みは立派なもんだが……さぁて腕が付いてくるのやら。

C54―悲運のパシフィック (RM LIBRARY(54)) - 四郎, 村樫, 嶢, 林, 信彦, 浅原
C54―悲運のパシフィック (RM LIBRARY(54)) - 四郎, 村樫, 嶢, 林, 信彦, 浅原
RM LIBRARYは素敵なシリーズだが、ほとんど重版されず入手難になってしまうことが悲運だなっ。

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40年の時を超え、乗工社「木曽ボールドウィン(初代)」製作記、全10回のまとめ。: パワーリンゴ(2019/12/01)

新型iPad Proとトラックパッド付き「Magic Keyboard」を見て、13インチ未満のMacBook登場を諦める。

世間的には新型iPad Proのほうに注目が集まっていますかそーですか。超広角カメラやARの精度を高めるLiDARスキャナといった本体の目玉機能もさることながら、Pro用のMagic Keyboardはなかなかインパクトがありますねぇ。

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基部の立派なヒンジは相応の機構が組み込まれているだろうと想像できますが、iPad裏面の屈曲部がどのような構造になっているのか気になります↑

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そして、とうとうトラックパッド搭載ですか↑ このスタイルを目の当たりにし「13インチ未満のMacBookは今後期待できないな」と悟りましたよ。いくらmacOSとiPadOSが違うからといって、この流れを変えることはできそうにありません。

むろん、今回のiPad ProやMagic Keyboard自体は優れたデバイスだと思いますし、コンテンツ生産型ツールとしての利用が加速しているのも事実。つまりは……私が付いていけてないんでしょうねぇ。以前述べたようにファイルブラウザ中心からアプリ中心のGUI思想へすんなり切り替えられる方なら、もはやmacOSを搭載したコンサバティブなポータブルMacに固執する意味などありますまい。正直いって寂しいですけれど、いつの間にかロートルもするっと移行できちゃうようなiPadOSの進化に託します、ハイ。

Apple iPad Pro (11インチ, Wi-Fi, 128GB) - スペースグレイ (第2世代)
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してやられたっ……4コアCPU「MacBook Air」登場。Pro 1.4GHzとの性能差が気になる。: パワーリンゴ(2020/03/19)

してやられたっ……4コアCPU「MacBook Air」登場。Pro 1.4GHzとの性能差が気になる。

やられましたよぉ〜、ハイパワーなAirとして13インチMacBook Pro 1.4GHz(2019)を選んだ私としては。4コアCPUを選択できるMacBook Air(2020)がついに登場です。

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自分の理想的なカスタマイズ、すなわち「1.1GHz 4コアCore i5・16GB RAM・512GB SSD」で税抜154,800円なり。私の整備済Proが「1.4GHz 4コアCore i5・16GB RAM・256GB SSD」で152,800円でしたから、たいへん安いと感じますねぇ。

しかも、従来どおり物理ファンクションキーが搭載され、安定のシザー(パンタグラフ)キーボードへ回帰し、それに伴う厚さや重量の増加も最小限に抑えられています。

Pro 1.4GHzとの性能差が気になるところですが、そもそも全コアをフルにぶん回す機会など滅多になく、むしろ軽〜中負荷の処理を長時間行う私の使い方ではあまり影響なさそうです。むろん、その場合でも2コアと比べれば余裕と安定性がかなり違うと体感できるはず。特にバックグラウンドで小物をたくさん動かすのが趣味……じゃなくて、なぜかそうなってしまうタイプなら、そちらにパワーを持っていかれる感覚がほぼ消えますからね。

一方で、最廉価モデルがデュアルコアのCore i3となりました。またぞろApple専用カスタムチップでもない限り、第10世代(Ice Lake)のCore i3はハイパースレッディング・ターボブースト共に対応しているようなので、2019以前のCore i5と同等かそれに近い処理能力をキープしているのではないでしょうか。いずれにせよ購入を検討される方は、あまり急がずに、各所より出されるベンチマークをよくチェックされることをお勧めします。

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不安を挙げるなら、4コアモデルのバッテリー駆動時間ですね。仕様表の「最大」表記はCore i3のものでしょう。

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ポータブックに「Chromium版 Edge」をインストール。使用感に変化なし。Chrome用拡張機能でタブを前面に出せるようになった。

常識的なスペックを持つマシンを使っていればあまり感じないかもしれません。しかし最低システム条件ギリギリのポータブックだと、大型アップデートを経るごとにWindows 10も着実に重くなっていくことが実感できてステキです。

で、今年正式版がリリースされたChromiumベースのMicrosoft Edge(以下Chromium Edge)」をポータブックにインストールしてみました。ふと思い立っただけで特段の理由はないものの、強いていえば期待するところが一つだけありまして、えぇ。

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日本固有の事情によりWindows Updateにはまだ現れず、上掲ダウンロードページからインストーラを落として作業↑ 青いFirefoxアイコンが目印です(ウソじゃ)。

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Chromium Edgeは旧Edgeと入れ替わるため、相応の覚悟が必要です。ま、戻す手段はそれなりにあるでしょうから、不安なら事前に調べておくべきですね。え、私ですか? バックアップすら取らずに敢行しましたヨっ。

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まだ大して使っていませんが、表示速度などの使用感は旧Edgeとほとんど変わらない印象。設定が、ChromeやFirefoxと同様のタブを1枚使う表示形式になりました↑ 個人的にはあまり好きな仕様ではありませんけれど。

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さて、Chromium EdgeはGoogle Chrome用拡張機能が利用できるようになりました(全てではない?)。つまり、「リンクを新規タブで開いたときにそれを前面に出す」機能がようやく実現されるわけで、これぞ唯一の期待だったのです↑

いやいやそれ以前に……心機一転となったChromium Edgeにも同オプションが搭載されなかったことに驚愕しました。本件は腰の重い私ですら、何度かフィードバックするくらい不満を募らせていたポイントです。これほど頑ななのは、よほどMicrosoftの方針にそぐわぬ理由があるに違いありません。

【新パッケージ】Windows 10 Home 日本語版/May 2019 Update適用/パッケージ版
【新パッケージ】Windows 10 Home 日本語版/May 2019 Update適用/パッケージ版
おかげで、ctrl+shift+左クリックやshift+中クリックから開放されます。

壊れた白芝の後継にSanDisk「Extreme PRO 32GB 並行輸入品」を購入。我が家最速。

東芝SDHCカード(白芝)の故障をご報告してからずいぶん経ち、ようやく後継品を見繕いました。

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サンディスクの「Extreme PRO UHS-I 32GB SDHC 並行輸入品」です↑ 安価ではあるものの無保証ゆえギャンブル性の高い並行輸入、少しでもリスクを減じるためJoshin webで買いました。ま、気休めにしかなっていないのかもしれませんけれどネっ。むしろジョーシンが扱っていたことに驚きです。少なくとも店頭販売できる代物ではないでしょう。

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中身は至って普通↑ オマケの復旧ソフト用シリアル番号が内パッケージのフィルムに貼られており、利用したい方は捨てないようご注意ください。なお、サブスクリプション2年分というケチくさ……失礼、今どきのライセンス形態ですね。

まだほとんど使っていないので真価は不明。とりあえずDP2xに入れたところ、これまで最速だったサンディスク Extreme UHS-I(最大30MB/s)より明らかに速く、RAWオンリー書き込みの赤点滅が始まってから終わるまで3秒未満となりました。あまりの快適さにDP2xへ入れっぱなしとなる可能性大です。

本当はExtreme PROをRICOH GRに入れ、お下がりとなる旧ExtremeをDP2xに充てがう予定だったのに……も、もう一枚買っちゃうぅ?

【32GB】 SanDisk サンディスク Extreme Pro SDHC UHS-I U3 V30対応 R:95MB/s 海外リテール SDSDXXG-032G-GN4IN [並行輸入品]
【32GB】 SanDisk サンディスク Extreme Pro SDHC UHS-I U3 V30対応 R:95MB/s 海外リテール SDSDXXG-032G-GN4IN [並行輸入品]
並行輸入品のリスクをよく踏まえて検討してください。とはいえ正規品との価格差はあまりに残酷ですよねぇ。

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以前より不穏な動作を見せていた東芝の白色SDHCカード、DP2xで「カードエラー」表示。: パワーリンゴ(2020/01/16)

話題のApple新CM、斬新なアプローチは大好きだが……「タブーのタダ乗り」感を払拭できない。

にわかに話題となったAppleの新CM『Macの向こうから | まだこの世界にない物語を(YouTube)』、こういう斬新なアプローチは個人的に大好きですヨ。

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ネタ元のアニメをほとんど知らないのが悔やまれます。それでも、ファンには結構響くであろうことが容易に想像できますね。

ただねぇ……タブーのタダ乗りを見るような違和感を覚えるのも事実。商標トラブルを防ぐために改変されたAppleロゴが、本CMでは痛々しく感じます。むろん他社製品であっても同様の対処とせざるを得ないご時世でしょう。しかし、逆手に取ってというべきか、それを平気で利用するとは……むしろ同社の暗黒面があぶり出されているような気がしたり。

こんなCMを作るなら、事前にタイアップして(当たりそうな作品の見極めが大変でしょうけれど)正規ロゴの使用許諾を与えてほしかったなぁと思いますよ。ま、各作品の制作者が遊び心たっぷりにアレンジしたロゴを楽しむゆとりこそ大切ですかそーですか。

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ステッカーチューンを目論む学生さんは、クリアケースの上から施されると後悔も少なく済むのでオススメです。

短いコマンド一つでMacの起動音が復活っ。ただし完全なものとは程遠い?

MacBook Pro(2019)を入手し、いの一番に表明した不満がよもや解消されるとは思いもよりませんでしたよ。『Macの起動音を簡単に復活させる方法 - iPhone Mania』とのことで、Macの起動音を復活させるターミナルコマンドが発見されたそうです。

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起動音を鳴らすには『sudo nvram StartupMute=%00』、起動音を消すには『sudo nvram StartupMute=%01』、簡単ですネっ。

さっそく13インチ MacBook Pro(2019)1.4GHzで試したところ、起動・再起動ともジャーンの起動音がばっちり鳴りました。

ところが……ちゃんと検証していないのでアレですけれど、少なくとも私の環境では音量がかなり小さく、システム環境設定の主音量とも連動していない模様。そこでNVRAMリセット(旧PRAMクリア)を試みました。デフォルトで起動音の鳴るMacでは、リセットされるたびにジャーンと鳴ります(キーボードショートカットを押し続ければ何度でも)が、本機は無音。しかもっ、NVRAMリセット後は上記で有効化した設定自体もリセットされて次回起動・再起動時に無音へ戻っちゃうことが判明しました。ま、当然といえば当然ですかそーですか。

したがって、このコマンドにより復活するのは古いMacのROMに刻まれた本物(一口に本物といってもOld World、New World、EFIの実装でその重きが異なるといった原理主義的意見は無視)ではなく「かりそめサウンド」程度に捉えるべきかもしれませんね。

Mac Fan 2020年4月号
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