40年の時を超え、乗工社「木曽ボールドウィン(初代)」製作記その1。敬意を表して完全素組みの大方針。

< 乗工社の白いキット箱はおしなべて劣化がひどい不思議 = である調 >


記事にしていないだけで模型工作は途切れず進行中なのだよ。今回取り上げるはナロー界のD51……だなんて軽々しく喩えたら多方面よりつまらんツッコミを食らうがオチか、さよか。要するにナロー模型の定番人気アイテムつーこった。

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ただしっ、定番らしく複数のメーカーが幾度となく製品化を重ねておる。ゆえに、どうせ記事にするならば特徴ある逸品を選ぼうと、乗工社が1978年に発売した初代「木曽ボールドウィン」に白羽の矢を立てた次第↑ 恐るべきことに私より年上ときたもんだっ。いやいや入手のタイミングと手頃な価格が偶然合致しただけでは決してな、にゃい。

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小袋の中身は、まだ美しい真鍮色を保っているパーツが多いのぅ↑ ま、あくまで発売が78年ゆえ、この個体の製造時期がもう少し後の可能性も十分ある。乗工社製品については「西南海観光鉄道 探究・乗工社」さんが大変詳しいのでご参照あれ。おっと言い忘れるところだった、スケールはHOe 1/87。

鉄道模型の歴史は長く、これを歴史的製品とありがたがるほどでもなかろうが、40年もの時を経て作るからにはそれなりに敬意を表したい。したがって本キットの製作ポリシーを「可能な限りの完全素組み」と定めたのだっ。つまり、かの悪名高き(悪名が高いと知ったのはつい最近だぜぃ)マブチ製キャラメルモーターもそのまま使っちゃう。むしろ、このモーターでどこまでスムースな走りを実現できるかに挑戦したい……というのが本音だったりぃ〜って感じぃ〜。

なお、今は亡き乗工社なれど、私が初めて組んだ金属キットこそ同社のエコノミーキットである。キャラメルモーターのPU(パワーユニット)動力で、中学生の私でもひとまず動かせたっけ。ともあれ、超久しぶりの再挑戦に心が踊る大捜査線っ。

写真と図面で楽しむ鉄道模型〈2〉珊瑚模型店の小宇宙
写真と図面で楽しむ鉄道模型〈2〉珊瑚模型店の小宇宙
発売元が、これまた最近惜しまれつつも閉店した珊瑚模型店。モデルワーゲンの社長さんが修行された古巣でもあるそうな。個人的にはTMSの広告から「9600ばかり作っているメーカー」というイメージが……。

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