モデルワーゲン根室拓殖「かもめ号」製作記、その7。もっぱらネジ留めの下回り。1灯か2灯か、どうする?

< 賑やかなヘッドライト3灯は銀龍に任せる= である調 >


前回、『モデルワーゲンは湯水のごとく高価なロストワックスをおごってくれる』と述べた。でも実は……「下のほうがスゴイんです」。

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小袋からじゃらじゃら出てくる出てくる↑ 複雑な形状もロスト一発! と製法の特長を最大限に活かしたパーツばかりで恐れ入谷の鬼子母神。むろん、全部価格に跳ね返ってくるわけだが。

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肝心の床板はt0.8位(測り忘れた)の真鍮板をプレスで抜いたもの↑ 穴の集中するあたりで歪みが生じているため、入念に修正しておく。ネジ穴はタップ済みで手間いらず、ありがたい。

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さぁ、コテを持ってロストの軸受を床板にハンダ付けしよう↑ いちおう垂直には気を使うものの、模型の走行系には関わらないので気が楽である。

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次にフロントデッキへヘッドライトを取り付けるのだが、かーなーりー悩んだ↑ 組立講座どおりφ0.5ドリルでさらって差し込めばOK、って技術的なことじゃないんだよ。一番輝いていた頃のかもめ号に仕立てたくて当該時期の写真をチェックするも、右の大型1灯のみときたもんだ。ところが後年、左に中型が1灯増設されたらしく、キットにはそれが含まれており使わないのはもったいない。模型的にも賑やかしになる……どちらを優先するか頭を抱えたよ。

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結局、初志貫徹をもって右1灯のみとし、左の穴を埋めた次第じゃ↑ そこまで考証に凝るネタでもアルマーニと思うんだけれどねぇ〜、しょせん自己満足の世界なり。余った中型1灯は部品箱へ丁重に納め奉る。

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で……あれ? ハンダ付けは以上。拍子抜けというレベルではない、ロスト一発のパワーを思い知ったわ。あとはネジ留めだけで組み上がってしまう↑ なお、動力の組み立ては塗装後だな。

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せっかくだからレールに乗せてみた↑ HOナロー(HOe、HOn2-1/2)は世界的にほぼ統一されているらしく、1/87 9mmゲージとなる。よってNゲージの線路がそのまま利用できるのだ。能書きはいい、見ればわかる……っておい、ひどく傾いでいるんでない! もうね、こういう瞬間が最強に怖くて電撃的ショックを受けるんだよっ。どーしようどーしようオロオロオロ。

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焦って急いでボディを外し、下だけでチェック↑ た……助かった、傾きは下回りで生じているようだ。全力で組んだ上回りがクロだったら、一週間寝込んでるよマジで。

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あちこち確認した結果、内側軸受け(正確には内側軸受け受け、組立講座だとギヤーフレーム)のU字溝の深さが左右で異なっていることが原因とみた↑ しかも前後2つとも。このパーツはコの字に折り曲げ済みで、曲げの誤差かもしれない。ともかく、浅いほうを慎重に削って左右の深さを合わせることに。

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無事にまっすぐ立ったぞ↑ 今度は最前面の排障器が反対方向に斜めっている気がするものの、これはロストの曲がりだからもう、どーでもいい。本当に冷や汗ものだった。

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以上で塗装前の下回り工作は終了、早いネっ。ハンダ付けにセロハンテープを多用したので、シンナーによる溶剤洗浄を実施。それから、忘れずにホワイトメタル製のベンチレーターを接着する↑ また、この写真には全体をキサゲ刷毛でこすって足つけした様子も写っている。

次はいよいよ塗装だが、いいニュースと悪いニュースがある。どっちから聞きたい?


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今、常識的な金額で十分な資料を集めるのは困難。ネットの画像検索が救いである。

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この記事へのコメント

shigechan
2018年03月26日 09:50
お早うございます。

ギョエー、ヒェーと言う衝撃的な職人加工の連続じゃ無いですか❣ ロストワックスって表面にワックス分が残るんですか?(素人丸出し(^◇^;))
もしそうならばアルコールでは落ちないので、面倒ですね。
2018年03月26日 12:48
shigechanさんこんにちは。

ロストワックスについてはウィキペディアが詳しいのですが、鋳造後に型を壊して製品を取り出す製法です。

つまり、製品の生産数と同じ数の型を作る必要があり、その型をワックス = 蝋原型から量産するわけです(今は蝋に限らず溶出しやすい新材質が使われる場合もあるそうです)。

ですから、鋳造後の製品にワックスが付いていたりはしないものの、非常に手間がかかってしまうんですね。また、気泡などのスが入りやすく歩留まりも悪い欠点があります。代わりに、型の分割や抜き勾配などを考慮せずに済むぶん、複雑な形を鋳込みやすい特長が際立つという具合です。

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