ワールド工芸Nゲージ「国鉄C54形 従台車原型」製作記その12。先台車・従台車の組み立てと、ええ加減なステップ加工。

< 組み終えた車両の保管方法に毎度困ッチング = である調 >


とっとと雑魚パーツ(ひどいなっ)をやっつけてエンジン側を終わらせよーぜ。振り返れば、実作業でも気力・集中力が最低レベルに落ちた時期である。

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先台車・従台車と動輪担いバネを組み立てる↑ 従台車の展開図がまたややこしいんだけれど、モデラー側もさすがに慣れてきた頃合いだろう、大丈夫大丈夫。軸箱はロスト製だ。

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先台車の排障器は、説明書のイラストよりずっと水平に曲げる必要があるはず↑ 車輪をはめて線路に置き、排障器がレールと触れぬよう調整することが肝要。角度が決まったら、折り曲げ部にハンダを流して補強しておく。

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全ての車輪を仮組みする↑ ご覧のとおり、プラ製の動輪押さえに担いバネパーツを重ねるカタチだ。板台枠採用機の特徴でもあるらしい。

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サイドビューをチェック↑ 今のところ致命的な歪みは見受けられない……そーゆーことにしておくのさっ。

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さて、クリアランスの見当が皆目つかず先送りしていたフロントデッキのステップだが、ようやくR243(!)カーブに乗せて先台車の振り幅を確認することができる↑

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キットのパーツは、そのまま組むと車幅からステップが丸々飛び出す寸法となっている。本件はNゲージ蒸気機関車様が触れていらっしゃるように見栄えがよろしくない。加えて保管時に厄介だ。私も右にならえと三等分した時点で、「これを切り詰めて再び合体するより、いっそデッキ下に直接固定すれば楽ちんじゃーん」と考え、

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ステップの足をフロントデッキ裏にハンダ付け↑ ただし先輪の当たりを回避するため、各ステップの奥行きを短縮した(つまり先端を削った)上で、その分外側へオフセットし、さらに内側を斜めに削り落とす。一連の作業は自分でも不思議なほどファジーにやってしまい、左右対称とは程遠い仕上がりだ。もはや、集中力が完全に切れていたのだと思う。

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ホワイトメタル製のダミーカプラーをネジ止めして塩梅を見ながら、前端梁にブレーキホースを取り付ける↑ このロスト製ホースがメチャメチャ柔らかいのだっ。そらもう細いアルミ針金並み。うっかり触れると簡単に曲がってしまうため、終始形状を気にしなければならなかった。

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ここにきて、ようやく煙室戸をボイラーに固定した↑ ハンダは外から流すしかないけれど、数カ所点付けすれば十分じゃろ。

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接着予定だったホワイトメタルの分配弁は、「接着剤を準備するのが面倒」というエキセントリックな理由でハンダ付けを敢行↑ コテ先を当てる時間がもう0.5秒長ければ、溶かしていたわ。「正常な判断ができていない」とすら判断できない場合は1日でも間を置いて休むべきだろうけれど、そもそも判断できないので不可能というジレンマ……。

工作すべき箇所がまだ一部残るものの、実作業どおり次はテンダーに移るゾ。

TOMIX Nゲージ カーブレール C243-45 F 4本セット 1855 鉄道模型用品
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一応の目標はC243通過だが、絶対でもない。

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ワールド工芸Nゲージ「国鉄C54形 従台車原型」製作記その11。下回り最難関のシリンダーブロックを切り抜け、主台枠完成。

< シリンダー外板下部の丸めが地味にうっとうしい = である調 >


エンジン側下回りの最難関は、誰がなんと言おうとシリンダーブロックに決まっている。これがロストワックス一体成形だったら……は禁句か、さよか。

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「ペーパークラフトかよ!」と突っ込まずにはいられない展開図だな↑ どの面が表になるか裏になるか頭の中で何度も折り曲げシミュレーションを重ね、意を決して本番に挑む。

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説明書があいかわらずの調子だから、引き続きNゲージ蒸気機関車様の記事をバイブルとする↑

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誰かの参考になればと思い、折り畳み途中の状態を作ってみた↑ ステンレスよりマシとはいえ、180度曲げ直すとなると高確率で折れるだろうから一発勝負っ。

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ピンボケですまんのぅ。幸いというかさすがというか、箱にできれば全ての面が過不足なくバッチリ決まる↑ 合いが良すぎて、歪んで組み上げるほうが難しいほど。中央の穴は先台車固定用。余裕があれば裏打ちしてからタップを立てたい。

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シリンダーブロック背面に、ロスト製のバルブスピンドルガイドとステンエッチングのスライドバーをハンダ付けする↑ 後者は前面の穴まで突き通せるため、思いのほか位置決めが簡単。問題は前者だ。座りがイマイチ安定せず、微妙に傾いてしまう。コテ先を当てたままグリグリやっていると、せっかく組んだシリンダーブロックのハンダまで溶かしかねない。「少し動かしては冷ます」を繰り返した末、どうにか許容できるところで打ち止めとした。そうでもなきゃ永遠に終わらんわ。

また、今のうちにスライドバーのコバを磨いておくべきだ。主台枠へシリンダーブロックを固定すると、モーションプレートとスライドバー先端のクリアランスがほとんどなくなってしまう。私の場合、サンドペーパー1枚を通すのがやっとで、無駄に苦労した次第。

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シリンダー排水弁は説明書どおり、持ち手ごとハンダ付けすると楽ちん↑ 特に、上記で悪戦苦闘した結果ハンダが溶けて開いてしまったR部分を、排水弁ごと抑えつつ一緒に固定することもできる。現にそれで成功した。

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最後にシリンダーブロックを主台枠と合体するのだけれど、上回りのランボードとぴったり合わせるため、上・下回りをネジで仮組みした↑ この状態でシリンダーブロックと主台枠をハンダで仮止めする。

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再度バラして内側から完全に固定する↑ そうそう、エッチング山折り箇所にできる突起の削り忘れに注意。これまで触れなかったが、私は基本的に全ての突起を削り落としている。

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これにて主台枠の出来上がり〜↑ おっと、牽引力増強装置に関しては後ほど記す予定でござる、ござるよ。

ライト 中タップ M1.4×0.3
ライト 中タップ M1.4×0.3
セルフタップのみで本キットを組むのは無理と言い切っておこう。

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< 完全なトレーラーだからといってエンジン側をみくびってはならぬっ = である調 >


気分を一新して下廻りに着工だ。写真の絵面も大きく変わるしなっ。

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まずは主台枠。再三述べてきたけれど、正確な直角と水平出しがなにより難しい。スコヤを当てたりノギスで測ったりするものの、対象物が小さすぎて目視では限界が早く来てしまうのだよ。しかしNゲージらしからぬ立派な台枠じゃないか↑ ちと難を申せば、板台枠にしては背が低い気もする。基本寸法が棒台枠の製品と共通かもしれないな。本件についてはいずれ述べることになろう(忘れてなきゃね)。

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裏返したところ↑ 後端梁などをハンダ付け。

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以前は「牽引力増強装置」と呼ばれていたウェイト板を貼り合わせる↑ なお、この時点では塗装後に組み込む予定だった。

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モーションプレートは長〜いステンレスエッチング一枚を折り曲げて形にするが、説明書には完成後の姿しか載っていないため、反対側に折り曲げぬよう脳内シミュレーションを20回やってから取り掛かるのだ↑ 前回のとおり、ステンレスに曲げ直す余地などない。

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四角い枠の前を閉じて出来上がり↑ これを主台枠に固定する。左右のモーションプレートが、上・横・前から見て平行になっているかチェック。もし歪みを残したまま進めたら、バルブギア調整時に余計な苦労を背負い込むかもしれないので。私の場合は、前から見て片方が斜めっていた。気づかなければ加減リンクがスムースに動かなかった可能性大だわ、ヤバイヤバイ。

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従台車のイコライザー&担バネもステン一枚による折り紙細工↑ コイツもややこしいが、とにかくエッチングのレリーフが表側にくるのを念頭に置いて順番に解決するしかアルマーニ。

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同じく主台枠に固定↑ そのまま付けるとなぜか担バネが傾きやすく、水平になるよう指でひねってやった。さすがステンレス、華奢な見た目とは裏腹の揺るぎない強度が手に伝わるゾ。他方、ハンダの乗りが悪いため、多めに流してキサゲも最小限に留めておく

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各所にタップを立てる。注意すべきが従台車固定用のネジ穴。t0.3ステンレス2枚重ねゆえ、真鍮とは段違いの硬さなのだ↑ レアなM1.4タップを折ってしまわぬよう慎重にも慎重を期した。

*****

ところでNゲージ(に限らないけれど)のテンダー蒸機は、以下3種類の駆動方式が一般的だと思う(エンジン = 機関車本体、テンダー = 炭水車)。

1. エンジンドライブ(エンジンモーター・エンジンドライブ:エンジンにモーターを搭載、エンジンの動輪を駆動)

2. テンダーモーター(テンダーモーター・エンジンドライブ:テンダーにモーターを搭載、ユニバーサルジョイントを経てエンジンの動輪を駆動)

3. テンダードライブ(テンダーモーター・テンダードライブ:テンダーにモーターを搭載、テンダーの車輪を駆動)


一部を除き、ワールド工芸のテンダー蒸機はテンダードライブ方式である。つまり、エンジン側に動力機構を搭載する必要がないぶん、リアルな構造やプロポーションを再現しやすいわけだな。また、集電の仕組みによってテンダードライブ方式をさらに細分化できよう。これらに関しても後々述べていきたいところだ。

シンワ測定(Shinwa Sokutei) ミニスコヤ 真ちゅう台付き 6cm 62021
シンワ測定(Shinwa Sokutei) ミニスコヤ 真ちゅう台付き 6cm 62021
小さなスコヤは取り回しがよい。

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ワールド工芸Nゲージ「国鉄C54形 従台車原型」製作記その9。ステンレスエッチングに苦しみつつもランボード下の小物をやっつけ、エンジン側上回りがいったん完成っ。

< 折れたエッチングの修正も厄介だが、線材で自作するよりはマシ = である調 >


淡白に進めているつもりだが、当製作記の連載回数が恐ろしいことになりそうでチョー不安。

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公式側キャブ床下は、複雑にエッチングされた空制関係の配管パーツを取り付ける。ここでもやっちまったぜ! 180度折り返し、最後にヤットコでぎゅっと締め込んだ途端……ポロリと折れた↑ ホントにもう、ステンレスエッチングの粘りの無さときたらっ。たしかに強度面で素晴らしく有利なことは認めるよ。でもハンダ付けしにくいわ、折り曲げで破断しやすいわと終始ヒヤヒヤさせられる

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どうにかフォローして床下に固定↑ 寸法どおり作れていれば、本配管と非公式側給水管が概ね同じ高さに仕上がり、縦雨樋に代わって上回りの新たな足となる。なお、ごちゃごちゃした配管の中央に開く穴は、ホワイトメタル製の分配弁を接着するためのもの。

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コンプレッサーより前の空気管もステンレスで、ビビりながらゆっくり折り曲げていく↑ ひょっとすると、個体差でエッチングが深すぎる板に当たってしまったのかも。

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忘れぬうちにロスト製の泥溜めを取り付けておく↑ RM LIBRARYの写真をチェックした範囲では、15号機のみ泥溜めが非公式側に装備されているな。

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非公式側は、給水ポンプから給水温め器に向かう配管ひとつだけ。ついでにエアータンクもハンダ付けしちゃう↑ この配管も当然のごとくステンエッチングでねぇ、ランボード取り付け部があっさり折れた……90度の曲げで普通折れたりするぅ? 仕方なく裏からハンダ盛りしたけれど、納得いかんなっ。

エアータンクの取り付けについて。タンク裏側の足をできるだけ短く切断し、ランボード裏を綺麗にキサゲて抵抗なくはまるようにする。その後ハンダを流して完了だ。すんなりはまらないからといって、くれぐれも配管を外側へ押し広げることのないように(むろん、やりかけたさっ)。

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公式側エアータンクも同様↑

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ここでフロントデッキのつかみ棒を付ける↑ 同社のつかみ棒は工作精度が非常に高いのか、座りが安定していて想像よりずっと真っ直ぐに立てやすく感じるのぅ。

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火室下部は塗り分けを考慮して別に組んでおく↑ 非公式側はL字に曲げたφ0.8真鍮線を植えて罐水の吹き出し管を表現。

以上をもってエンジン(機関車本体)側上回りの工作をいったん完了とする、ヤッタネ! 兎にも角にも時間がかかるわー。手順の関係で後回しにしたパーツもわずかに残るのみ。しかし、これからエンジン側下回りを組み立てて、テンダー上回りに動力と……まだまだ先は長いっ。

goot 逆作用ピンセット 小 TS-16
goot 逆作用ピンセット 小 TS-16
ハンダ付けに欠かせない逆作用ピンセットだが、ステン用フラックスの多用によりハンダメッキしてしまった。

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ワールド工芸Nゲージ「国鉄C54形 従台車原型」製作記その8。緊張のデフ工作と、床下パイピングの始まり。: パワーリンゴ(2020/03/31)

ワールド工芸Nゲージ「国鉄C54形 従台車原型」製作記その8。緊張のデフ工作と、床下パイピングの始まり。

< どちらかといえばデフ無しの古豪機が好みだったりぃ〜 = である調 >


本機は新製時よりデフ(デフレクター = 除煙板)を標準装備した省初の蒸機として有名らしい。それも、タンク機C11そっくり(C11が後だけれど)の低い形が特徴だ。まぁ経緯や形状がどうであれ、工作のマズさが一番目立つアイテムという点には徹頭徹尾賛成する次第。気を引き締めて取り掛かろう。

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上端を折り曲げ、デフの表裏を貼り合わせる↑ 折り曲げ角度は、付属の治具を宛てがって決定。

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ステーの丸みも同じ治具で形を整える↑ また、ボイラーへ差し込む足は少し下向きに曲げておき、手前側(煙室戸側)を短めに切り詰めた

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なぜなら煙室戸裏と干渉するから↑ 私はデフステーの取り付け強度を優先し、煙室戸側を彫り込んで対処した。

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十分な擦り合わせを行ったのち、意を決してフィックス↑ ご覧のとおりステーは外側、下端はランボード裏よりハンダを流す。

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前・後ろ・横・上から眺めて、傾いていないかチェック……と言いつつだね、目が慣れていないせいかどこをどう見て判断すりゃいいのか正直わからんちん。とりあえず大きな違和感はないっつーことで合格だ、文句あるかっ。

*****

さて、この辺りから気力・集中力が徐々に低下していく。本キットは部品の合いが大変よろしく、組み立てそのものに思いのほか苦労せずやってこれた。けれど初のNゲージ蒸機ゆえ、取るべき作業テンポが未知数で先の見通せない状態が続くのはキツい。そろそろ危なくなってくるゾ。

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で、お次はキャブ床下のパイピング……だが、いきなりテンダーからの給水管を面対象に曲げ損なった! 現物を確認せず、説明書の二面図に没頭した結果がこのザマだ。「立体なのに二面図?」て、そりゃ私だってメーカーに突っ込みたいよっ。 上が失敗したφ0.5真鍮線で、一所懸命修正を図るも、ねじ切る寸前まで曲げ直したってまだ足りない。結局、諦めて作り直したものが下のφ0.5リン青銅線↑

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先に奥の謎配管(給水ポンプ圧力計兼水撒き装置用?)を付けてから、給水管をポンプとキャブ下突起の2点で固定する↑ また、途中にチリコシをハンダ付け。深く考えずチョンチョンと止めたわりには水平が出ていて、我ながら驚くわ。たまには奇跡も起こってくれんとな。

意外にも非公式側キャブ床下の配管はこれだけ、助かった〜。ちなみに給水管は従台車の稼働範囲から遠く、指示どおりの寸法に曲げられなくとも(あるいは凝った曲げ方をしても)まず大丈夫そう。このように、作業が進めば手を抜いてもいい箇所が見えてくるのだ、良し悪しは別としてっ。

ツボサン 精密ヤスリ 5本組セット ST00556T
ツボサン 精密ヤスリ 5本組セット ST00556T
今まで使っていたヤスリとは一線を画す精度と切れ味に感動。

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ワールド工芸Nゲージ「国鉄C54形 従台車原型」製作記その7。ボイラーを跨ぐ冷却管とハシゴを経て、ランボードより上のパイピンク完了っ。

< こういうアスレチック遊具っぽい構造物が大好き = である調 >


パイピング作業もいよいよ山場を迎えるぞよ。

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給水ポンプの排気管は素直にエッチングパーツを使った↑ 私はクソ律儀にポンプと配管を正しく連結したけれど、厄介そうならそれっぽく配置するだけで十分だと思うわ。どーせ誰もそこまで見ないし(無責任)。

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さぁて、一番目立つ冷却管にかかろう。左右ランボードに乗ったつづら折りの繰出管と、両者を繋ぐ連結管から成る。キットでは非公式側繰出管と連結管が一体になっている。この連結管は折り曲げの溝も目印もなく厄介だ。幸い、同形状に曲げるハシゴには溝があるため、それを参考にケガく

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折り曲げて立体化↑ この状態で取り付け穴にストンと入ればバッチリだぜぃ(そうなるまで修正しまくったのは言うまでもにゃい)。裏に溝が彫られていないぶん緩やかな折り曲げに仕上がる塩梅で、リアルといえばリアル。組みやすさとのトレードオフかのぅ。

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まず公式側の繰出管をランボードに固定する↑ 垂直に注意。

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非公式側の繰出管&連結管を取り付け↑ 両側をハンダで止めたら、連結管の微妙な歪みを慎重に修正してやる。このとき、非公式側繰出管の最上段が外側へ引っ張られやすくなるので要注意。

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ハシゴは折り曲げ溝にハンダを流して補強しておく↑ 完成後に触れることはほとんど無いのだけれど、工作中にわりと当たってしまうもんでね。これをランボードに取り付ける。

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キャブからコンプレッサーに伸びる蒸気管を組み立て↑ ボイラーへは配管バンドで固定する。ウサギの耳みたいなペラい調圧器は、金色を差してやるといいアクセントになるかも。

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蒸気管を取り付ける↑ これも、塗装後に接着する空気作用管を通すための隙間を確保せねばならない。

以上で、ランボードより上のパイピングが全て終了した……はず、きっと、たぶん、メイビー。とにかくややこしくて、見落としがないか幾度となくチェックする。それでも不安が残るけれど、いったん脳内をリセットして次に進むのだっ。

シンワ測定(Shinwa Sokutei) ケガキ針 ペンシル型 C 78654
シンワ測定(Shinwa Sokutei) ケガキ針 ペンシル型 C 78654
ケガキ針も必携アイテム。マジックで黒く塗ってからケガくと線が見やすくなる。

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ワールド工芸Nゲージ「国鉄C54形 従台車原型」製作記その6。パイピング、パイピング、パイピング!

< 線材は各種径・材質を常備 = である調 >


引き続きパイピングの巻。

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非公式側の砂撒管をφ0.25真鍮線で作成↑ サンドドームの穴から上端が少し飛び出す位置でハンダ付けし、ボイラーに沿わせて下端をテケトーに固定する。ご覧のとおり通風管の上を跨ぐのだ。配管の重なり方が実質の取り付け順となるため、説明書や資料と首っ引きで確認。Photoshopのレイヤーみたいにドラッグして動かせたら……などと寝言をつぶやいたり。

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公式側も同様↑ ただしっ、塗装後に空気作用管を通すための空隙を確保する。じつは、作用管をどう処理するかヒッジョーーに悩んだ。そらもう冗談抜きで組み立て前から悩んでいた。実車のC54は本数が少なく取り付け方もヘロヘロのひどい有様だから、Nゲージ蒸気機関車様のようにハンダ付けして黒一色に塗ってしまったほうがリアルに見える予感がしたのだ。他方、華が無さすぎるのもアレだし、ワールド工芸のキットではどのような具合に収まるか見ておきたい気持ちもあった。で、最終的に後者が勝った次第。

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次の作業のため、公式側ランボードのブリッジを切り取る↑ 何気ない作業に思えて、その実「いつの間にかランボードが歪んでいる怪現象」を引き起こす一因かもしれない。

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コの字に折った台座にコンプレッサーと給水ポンプを取り付け↑ 両者とも説明書の指示に従い、不要なディテールをカットしておく。

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これを裏から所定の位置にはめてハンダ付けする↑ 私は動輪との接触を恐れ、両者を少しハの字に広げておいたが、余程のことがないかぎり真っ直ぐで大丈夫そう。

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簡単そうにみえて思いのほか手を焼いたのが止め弁の配管だ↑ 両端のゴール位置が決まっており、かつ3次元空間をのびのびと屈曲するニクい奴。折れる寸前までφ0.4真鍮線をこねくり回すも埒が明かず、2本目でぎりぎり妥協したわ。なんかもう、敗北感が残っちまったぜ。

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キャブから給水ポンプに至る給気管はエッチングされているけれど、どうも使いにくそうだったのでφ0.3真鍮線を曲げ、配管バンドで固定↑ 説明書には寸法が記され、ガイド穴治具まで同梱されている。こうやって、エッチングパーツの代わりにユーザが真鍮線を曲げて作るほんの小さなステップアップを御膳立てしてくれるあたり、キットメーカーの愛情を感じずにはいられない……ってひいきの引き倒しか、さよか。

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以上の配管を跨ぐカタチで手すりを取り付ける↑ オイルポンプ箱の裏からスチームドーム直後の止め弁に至る配管が、2つ上で述べたものだ。ボイラーを登っていく途中、手すりの下をくぐってすぐに通風管を乗り越える難所がおわかりだろうか。つまり、止め弁配管と手すりのクリアランスが厳しくて、私の腕ではどうしても干渉を避けられない(無理に付けると手すりが歪む)。仕方なく、前者をできるだけボイラー側へ寄せた上で、手すり裏を半丸状にヤスることで辛くも回避した次第。

そういえば、自分でも知らぬ間に付けていた発電器の排気管、コイツがまた曲者でねぇ。固定後は屋根にちょんまげのごとく立つもんだから、天地ひっくり返して作業する際に例の吊り金具クラッシャーと化すのよ。説明は端折るが、まあ組めばわかる。

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公式側の手すりは気楽なもんだ……などと調子に乗ろうもんなら即しっぺ返し。その下の逆転棒、キャブ側固定時にハンダがドゥバ〜と流れてしまい、妻板ディテールの発掘ごっこをやる羽目に。

長くなるので次回に続くぞ。

ケイバ(KEIBA) プロホビー 丸ペンチ 先細タイプ HRC-D14
ケイバ(KEIBA) プロホビー 丸ペンチ 先細タイプ HRC-D14
両丸ヤットコ or ペンチもあると便利。

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こちらも機能追加多数の「macOS Catalina 10.15.4」配布。加えて、MacBook Air(2020)をPro Display XDRに直接繋げられる件。

Appleが「macOS Catalina 10.15.4」を配布しています。

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システム環境設定のソフトウェア・アップデートからどうぞ。効能書きは以下。
macOS Catalina 10.15.4では、iCloud Driveフォルダ共有、スクリーンタイムでの通信/通話の制限、Apple Musicでの曲の進行に合わせた歌詞表示などが導入されます。このアップデートを適用すると、Macの安定性、信頼性、およびセキュリティも向上します。

Finder
・iCloud Driveフォルダ共有がFinderから可能になります
・明示的に参加依頼した人のみにアクセスを制限したり、フォルダへのリンクを知っているすべての人にアクセスを許可したりできます
・ファイルの変更とアップロードを可能にするか、ファイルの閲覧とダウンロードのみを可能にするか、アクセス権を設定できます

スクリーンタイム
・通信/通話の制限により、お子様が通信/通話できる相手と、終日または休止時間中に通信/通話を受けられる相手を制御できます
・お子様用のミュージックビデオ再生を制御できます

ミュージック
・Apple Musicでの曲の進行に合わせた歌詞表示を追加。歌詞表示で曲の好きな部分の行をクリックするとそこにジャンプできます

Safari
・ChromeでのパスワードをiCloudキーチェーンに読み込んで、Safariやすべてのデバイスでパスワードを簡単に自動入力するためのオプション追加
・タブを複製したり、現在のタブより右にあるすべてのタブを閉じたりできる操作を追加
・互換性のあるコンピュータでNetflixコンテンツのHDR再生に対応

App StoreとApple Arcade
・ユニバーサル購入への対応により、特定のアプリケーションを一度購入するだけでiPhone、iPod touch、iPad、Mac、およびApple TVのすべてで使用できます
・最近プレイしたArcadeゲームが“Arcade”タブに表示されるようになり、iPhone、iPod touch、iPad、Mac、およびApple TVでプレイを継続できます

Pro Display XDR
・特定のワークフローでのニーズに合わせて、色域、ホワイトポイント、輝度、およびトランスファーファンクションなどの複数のオプションから選択して、リファレンスモードをカスタマイズすることができます

アクセシビリティ
・頭部の細かい動きを使って画面上のカーソルを動かすためのヘッドポインタ設定を追加

このアップデートにはバグ修正およびその他の改善も含まれています。
・DisplayPortまたはHDMIで接続されたHDR10対応の他社製ディスプレイやテレビへのハイダイナミックレンジ出力
・Outlook.comアカウントを使用したOAuth認証への対応によりセキュリティが向上
・セカンダリーデバイスでiCloudリマインダーにアップグレードする場合のCalDav移行に対応
・ダークモードがオンのときにアプリケーション間でコピーしたテキストが表示されないことがある問題を解決
・SafariでCAPTCHAタイルが正常に表示されないことがある問題を修正
・“リマインダー”で実行済みのリマインダーについての通知が送信されることがある問題を解決
・LG UltraFine 5Kディスプレイでのスリープ解除後の画面の輝度に関する問題を修正

一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。このアップデートについて詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/kb/HT210642
        
このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/kb/HT201222

こちらも機能追加が多岐に渡っていますね。iCloud Drive フォルダ共有の利用法については『iCloud Drive上のフォルダを友だちや家族、同僚と共有できる「iCloud Driveフォルダ共有」の使い方。 | AAPL Ch.』にて、わかりやすく解説してくださっています。なぜか、Mac OS 9以前のファイル共有を思い出しました。

ところで第10世代 Ice Lake のGPU性能が相当高いのか、MacBook Air(2020)はPro Display XDRに直接繋げられるんですよねぇ。いかんせんディスプレイの価格がAir本体の5倍に及び、そもそも6K解像度やXDRを必要とするメディア編集にはマシンスペックがとても追いつきそうにありません。実際この両者を繋げて利用する方がどれほどいるやら甚だ疑問ではあるものの、繋げられるという事実がロマンなのですよ、ロマンっ。

最新モデル Apple MacBook Air (13インチPro, 1.1GHzクアッドコア第10世代のIntel Core i5プロセッサ, 8GB RAM, 512GB) - スペースグレイ
最新モデル Apple MacBook Air (13インチPro, 1.1GHzクアッドコア第10世代のIntel Core i5プロセッサ, 8GB RAM, 512GB) - スペースグレイ

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大規模アップデート、「iOS 13.4」「iPadOS 13.4」配布。iPadでApple製入力デバイスが使えるように。: パワーリンゴ(2020/03/26)

大規模アップデート、「iOS 13.4」「iPadOS 13.4」配布。iPadでApple製入力デバイスが使えるように。

アップデート祭りです。まずはiOS系からいきませう。Appleが「iOS 13.4」「iPadOS 13.4」を配布しています。

ios134_01.jpg
デバイス単体もしくは母艦コンピュータ経由でアップデートしてください。iOS 13.4の効能書きは以下。
iOS 13.4では、新しいミー文字ステッカーと、“ファイル” AppでiCloud Driveフォルダ共有が導入されます。このアップデートには、バグの修正と改善も含まれます。

ミー文字
・9つの新しいミー文字ステッカー(“笑顔とハート”、“ごめんなさい”、“パーティーフェイス”など)を追加

ファイル
・iCloud Driveフォルダ共有が“ファイル” Appで可能
・明示的に参加依頼した人のみにアクセスを制限、またはフォルダのリンクを知っている人は誰でもアクセスを許可
・ファイルの変更とアップロード、またはファイルの閲覧とダウンロードのみにするアクセス権を設定可能

メール
・メッセージの削除、移動、返信、作成ができる、常に表示されるコントロールをスレッドビューに追加
・S/MIMEが設定されている場合に暗号化メールへの返信を自動的に暗号化

App StoreとApple Arcade
・ユニバーサル購入への対応により、特定のAppを一度購入するだけでiPhone、iPod touch、iPad、Mac、およびApple TVのすべてで使用可能
・最近プレイしたArcadeゲームが“Arcade”タブに表示されるようになり、iPhone、iPod touch、iPad、Mac、およびApple TVでプレイを継続可能
・“すべてのゲームを表示”のリスト表示を追加

CarPlay
・CarPlayダッシュボードに他社製ナビゲーションAppを対応
・CarPlayダッシュボードに通話情報を表示

拡張現実
・AR Quick LookがUSDZファイルでのオーディオ再生に対応

キーボード
・アラビア語の予測入力に対応

このアップデートには以下のバグ修正およびその他の改善も含まれています:
・全画面ディスプレイのiPhoneモデルでVPNが切断されたときに表示されるステータスバーインジケータを追加
・“カメラ”を起動した後にファインダーに黒い画面が表示されることがある問題を修正
・“写真”がストレージを過剰に使用しているように見える問題に対処
・iMessageが無効になっているときに“写真”から“メッセージ”にイメージを共有できないことがある問題を解決
・“メール”でメッセージの順序が乱れることがある問題を修正
・“メール”のスレッドに空の行が表示されることがある問題に対処
・クイックルックの“共有”ボタンをタップすると“メール”がクラッシュすることがある問題を解決
・“設定”でモバイルデータ通信が誤ってオフと表示されることがある問題を修正
・“設定”でYahoo! Japanアカウントにサインインできないことがある問題を修正
・ダークモードと反転(スマート)の両方をオンにしたときにSafariでWebページの表示が反転されないことがある問題に対処
・ダークモードがオンときに、Webコンテンツからコピーしたテキストを貼り付けても表示されない問題を解決
・SafariでCAPTCHAタイルが正常に表示されないことがある問題を修正
・“リマインダー”で期限超過の繰り返しリマインダーを実行済みとしてマークするまで新しい通知が発行されない可能性がある問題に対処
・“リマインダー”で実行済みのリマインダーについての通知が送信されることがある問題を解決
・サインインしていなくても、Pages、Numbers、およびKeynoteでiCloud Driveが利用できるように表示される問題を修正
・Apple Musicでのミュージックビデオが高品質でストリーミングされないことがある問題に対処
・特定の車両でCarPlayの接続が失われる可能性がある問題を解決
・CarPlayで“マップ”の地図表示が現在のエリアから少し離れることがある問題を修正
・“ホーム” Appで防犯カメラからの活動の通知をタップすると別の録画が開かれることがある問題に対処
・スクリーンショットから“共有”メニューをタップすると“ショートカット”が表示されないことがある問題を解決
・ビルマ語キーボードの改善により、句読点に数字と記号からアクセス可能

一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

大規模なアップデート内容です。iPadOSではマウスやトラックパッド、キーボードに関する新規対応・変更なども加わります。ようやくMagic MouseやMagic TrackpadがiPadで利用できるようになりましたヨ。

私のiPhone SE、iPad 5thもアップデートを済ませました。メールAppの本文画面が以前のようなUIに戻って使いやすくなりましたね。喫緊の問題は特に見当たりませんが、iOS 13は初期の「週刊アップデート」が強烈だっただけに万全を期したい方はしばらく様子を見てからアップデートされることをお勧めします

Apple iPad Pro (12.9インチ, Wi-Fi, 128GB) - スペースグレイ (第4世代)
Apple iPad Pro (12.9インチ, Wi-Fi, 128GB) - スペースグレイ (第4世代)

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こちらも機能追加多数の「macOS Catalina 10.15.4」配布。加えて、MacBook Air(2020)をPro Display XDRに直接繋げられる件。: パワーリンゴ(2020/03/27)

ワールド工芸Nゲージ「国鉄C54形 従台車原型」製作記その5。ランボード上に小箱を載せ、パイピングスタート。

< ディテールにこだわる方はサードパーティ製ロストパーツもあるでよ = である調 >


ボイラー・キャブ・ランボードの合体が済んだので、細部の工作へ移ろう。ディテールアップ派はギアを上げる頃合いだろう。私は淡々と進めるよ。なお、この時点では気力・集中力ともまだ保たれている状態だな。

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フロントデッキ傾斜部の小さなステップと、両端を曲げたカプラー解放テコを取り付ける↑ フォーク状のテコ受先端をヤットコで少し潰したのち、ハンダを流した。最終的にフォークの隙間をハンダで埋め、先端を平らにヤスれば綺麗に仕上がる。

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ランボードに置く小物は、ワールド工芸らしいエッチング細工で安心しちゃう↑ もしこれらまでロスト製だったら、再び意味不明の嫉妬に駆られたであろう。

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大きい箱はオイルポンプ箱で、その前の飾り櫛みたいなのがオイルポンプ試験弁、シリンダーブロック直上の薄い箱は……なんだろう、バイパス弁のカバーなのか? 説明書にパーツ名称を書いてくれりゃ勉強にもなって助かるんだけれど↑

ちなみにパーツの取り付け足は、前もって、それを差し込む板厚以下に短く切っちゃうことを覚えた。こうすると裏からハンダを流しても差し込み穴が隙間なく埋まり、キサゲもハンダのみ削り落とせばいいので楽ちん(出っ張った足をヤスる手間が省ける)。当然ながら取り付け時のパーツ保持が甘くなってしまう副作用が生じるものの、個人的にはさほど厄介じゃないな。

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煙室戸やスノープロウ、発電器排気管などを組む↑ 煙室戸周囲の手すりは解放テコ同様、円弧に曲げたφ0.25真鍮線をフォーク状のステーに差し込み、ヤットコで少し潰す。そしてエエ感じにハンダを盛ると玉状に仕上がるのだ。上手いこと考えたな〜。

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中央に煙室戸ハンドルを付けて出来上がり〜のはずが、大いに手こずった! 特段難しい箇所ではないし、だからといって気を抜いたわけでもないのに……ハマるときはハマる。

さて、いよいよ蒸機の華(or 地獄)たるパイピングへ突入するゾ。まぁ、すでに給水温め器配管を済ませたからだいぶ楽そうだ。

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まずは非公式側の長い通風管。配管バンド(薄くエッチングされた普通の帯)をφ0.4真鍮線に巻きつける↑ 例によってケチ根性を発揮した私は、半分に切断したバンドで用を足す始末。

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巻きつけたら根元をヤットコで締め、一本ずつにバラすのだ↑

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ボイラーの穴に配管バンドを差し込んで、割りピンよろしく広げて仮止め↑ あとはボイラー裏からハンダを流せばOK牧場。恐ろしく辛気くさい工程に見えるかもしれないけれど、実際やってみれば存外スムースに進められると思う。いずにせよ、蒸機を組むなら避けては通れまいとの諦めが肝要だぜぃ。

アネックス(ANEX) ステンレス製 精密ヤットコ 平タイプ 125mm No.243
アネックス(ANEX) ステンレス製 精密ヤットコ 平タイプ 125mm No.243
No.243の平ヤットコは商品画像と異なり、先端がずっと薄くて1mm未満。この薄さに助けられることもあれば、強度不足に悩まされることもある。

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