ワールド工芸「低重心超小型機関車 へっつい」製作記その9。独特のS字シャンクを持つカプラー。

< 実物のシャンクはもう少し複雑な構造 = である調 >


本連載がいつも以上にスローペースなことに気づいた。ま、いいか。その2で挙げた残りの課題も忘れそうだ。

えーと、「2. モデルワーゲン朝顔カプラーシステム対応」だったなっ。「へっつい」の連結器(カプラー)はもともと非常に簡易な形状であり、さらに納入の際は事業者ごとのカスタマイズ(ないしは事後に改造?)を受けてバラエティに富んでいる。

そのような中、本キットオリジナルの「キ21」はどうなっているか? カタチは一般的な朝顔カプラーである。しかし極端に低車高なので、そのまま取り付けるとカプラー位置が下がりすぎてしまう。よって、首の部分である連結器胴(カプラーシャンク)をS字に曲げてカプラー先端の高さを確保しているようなのだ。

この鎌首をもたげた姿はキットに含まれるダミーカプラーで(かなりオーバーに)再現されるほどのチャームポイントゆえ、モデルワーゲンシステムの対応化においてもそれっぽく作りたいではないか。

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ついては、t0.5真鍮板より帯を切り出してS字に曲げ、独特のシャンクを表現。これにモデルワーゲンDL用首振りカプラーを適当に削ってハンダ付けした↑ 早い・簡単・質はそこそこ……と我ながら久しぶりの快挙である。

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取り付けも、DIY店で見つけたメガネ用段付きネジを用いることで楽に解決したゾ↑ 重ね順は上から、付属ワッシャー・カプラーシャンク・リン青銅線を輪に曲げたスプリングワッシャもどきである。

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さて、ひととおり部品を作り終えて少し色気を出したくなった。作業途中の仮り組み時に、何もないスカスカの動輪間が気になっていたから、ロスト製のブレーキシューを車輪押さえにエイヤと引っ付けた↑ このパーツは「根室拓植のちどり号」から切り取った廃品である。当然ながら実車は全動輪の前位置にブレーキシューを備えているけれど、第一動輪用はスペースを確保できないので潔くオミットした。

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以上をもって塗装前工作が全て完了したぜベイベー↑ ご覧のようにサイドタンクは塗装後に接着する。本当は先に付けたかったのだが、タンクとボイラーの隙間に塗料をしっかり回す自信が皆無だったのだ。悔しいが……この判断はのちに大正解と判明する、うーむ。


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糸のこやヤスリがけが心地いいのは、やっぱり真鍮。

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