モデルワーゲン 「頸城のホジ3」製作記、その7。カプラーの首振りに挑んで小細工するも……微妙な出来。

< 使った洋白板はいつものエッチングランナー = である調 >


後半戦の前に行った重要な作業の顛末を忘れておった。それも、今回のホジ3製作において最もオリジナリティを発揮したポイントだというのに。

夢の急カーブ通過を達成したものの、今の段階では単行のみのテストである。一方、実物のホジ3は客車や貨車で編成を組むことも珍しくなかった……どころか、本車改造前と同サイズのボギー客車(ホハ) + 二軸有蓋貨車(ワ) or 二軸荷物車(ニフ)の2両を牽引する写真がたくさん残っているのだ。その姿を模型で再現する際問題となるのが連結器(カプラー)。

キットの朝顔カプラーは排障器と一体成形されている。しかし、土台ごと床板にハンダ付けする指示ゆえ、カプラーが完全に固定されてしまうのだ。カプラーが首を振らねば急曲線の通過は絶望的。かといって、カプラーのみ切り離す大手術に挑んだ末、美しいロストパーツを台無しにするのも気が引ける。思案を重ねた挙句、このパーツ全体を首振りさせる荒技に出た。

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まず、ロストワックスの湯口上端を平らに仕上げて下穴を開け、M1タップを立てる↑ 未だかつてロストの湯口をこれほどありがたく感じたことがない。作った雌ネジは作業しやすさと強度の面から下まで貫通させている。

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そして、小さく切ったt0.3洋白板にφ0.3リン青銅線をハンダ付け↑ 画像のように線材のハンダ付けした側の端を内側へ折り曲げて、洋白板の回り止めに利用する上に伸びた側は、中間より少し手間で180度近く折り返す。また、床板に線材の入る穴を前もって開けておいた。

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バネ一巻き分を切った代用ワッシャ、床板に密着するテンションをかけるためのコイルバネ、そしてM1ナベネジを加えれば役者が揃う↑ そうそう、線材の回り止めがはまるよう、ロストパーツのネジ穴の縁へ溝を一本掘っておく

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素人細工は組み立ての容易さなど考慮しない(私だけ?)。散々苦労してネジ止めした首振り機構の勇姿をご覧あれ↑ 仕組みはすぐにわかっていただけよう、我ながらコンパクトにまとまって見てくれは悪くないと自画自賛しちゃうゾ。もとより、動力台車側のスペースが逼迫しているから小さくせざるをえないのだ。

で、肝心の機能性は……う、うーむ、回転が渋い! リン青銅線一本の復元力もイマイチだが、なによりコイルバネが強すぎるようだな。しかし、このバネを弱くすると牽引時にグラつき放題になってカッコ悪い。まぁ、Nゲージのアーノルドカプラーしかり弱いテンションでグラグラするほうが抵抗なく引けるのだろうけれど……今後の課題としよう。

これほど鬱陶しい小細工をもってしても、所詮は制限の大きいボディマウントカプラーにすぎない現実が辛いところだなっ。走行性能を優先するなら潔く台車マウントにすべきだったが、もうアフターフェスティバルちゃう後の祭り。




ボディマウントでも、この素晴らしいギミックを思いついた人は凄いとしかいいようがない。

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