超薄型Retinaディスプレイ搭載MacBook Pro見参。素晴らしいが未完成の感が強い。

WWDC 2012開幕です。昨夜というか今朝の基調講演はしかと見届けましたぞ。

いろいろな新製品が飛び出すなか、まずは新型のMacBook Pro Retinaディスプレイモデル(以下Retinaモデル)を話題にせねばなりませぬ。

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が、細かいスペックなどは少し置いておきましょう。超薄型のボディ大容量SSD、世界最高の解像度を誇るRetinaディスプレイなど、文字どおり目を奪われる素晴らしい仕様をまとっており、それらに文句の付けようなどあろうはずがございません。

それよりも、Appleの初ものならではの未完成感が漂うのはトビの気のせいでしょうか。

特に以下の3点は無視できません。

1. MacBook Proラインナップが重複している。

2. 価格がこなれていない。

3. 周りの利用環境が追いついていない。


1つ目は誰の目にも明らかですね。従来型MacBook Proとの二本立てです。今後の方向性はRetinaモデルに違いないというのに、完全な置き換えを避けたのはAppleとしても揺るぎない自信を持てなかった現れだと思うのです。このことは以下の価格面も含みます。

2つ目は意外・・・ですかね?昨夜のTwitterでのつぶやきを見ていても「このスペックでよく頑張ったものだ!」と褒める向きが多いように感じられました。しかし、本来ならば順当なMacBook Proの新型としてリリースされるべき製品で、従来の価格帯もまた維持されるべきでしょう。さらに、代を重ねるごとに価格が下がる可能性も極めて高いんですよ。ちょうど初代MacBook Airを見ているような気分です。

3つ目は、くどくど説明するよりも「今現在MacBook Proを所有している方が新型にリプレイスする場合、なに不自由なく普段の作業を続行できますか?」の問いかけに容赦なく「イエス」と答えられるかどうかを想像するほうが簡単そうです。

「私はまだ光学ドライブが必要だ」
「仕事なんでEthernetは欠かせません」
「DTMやってるからFireWire必須だよぅ」
「メモリは16GBがデフォっしょ。当然BTOっしょ」
「うちは光学ドライブ外してHDD載せてるの。合計1.5TBで運用よ」

etc.・・アクセサリを購入したりApple Storeでカスタマイズすれば、解決できそうな事案が多数なれど、そうなると2つ目に回帰するんですねぇ。また、Retinaディスプレイが活きる状況へ至るまでに相当の時間を要するのも想像に難くありません。

再度述べますと、あくまで完全新規のApple製品に見られがちな特徴を挙げただけで、Retinaモデルそのものを非難するつもりは毛頭ございません。初代iBook(貝殻の)や初代MacBook Air、アルミMacBook(Proに編入する前の一代限り)などと同じ匂いがすると言いたいのです、それだけです。

この新しいMacBook Pro Retinaディスプレイにキャズム理論を当てはめるなら、Macに熱心な方々がイノベーター/アーリーアダプターとなって初期の需要を喚起していただくのが重要となりましょう。多くのユーザは、その後の数回にわたるモデルチェンジを経て従来モデルからの移行を考えても、全然遅くはないというのが私の考えです、ハイ。

ともあれ・・・なかば強引だったのか内情はつゆ知らず、Macの新製品をしっかり間に合わせてくれたAppleに安堵するのは私だけではありますまい・・・。


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キャズムって一過性のもんじゃなく、かなり普遍的に使える理論だと思います。

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