モデルワーゲン「頸城の丸山製単端ジ1」製作記、その7。床下に乗務員ステップと排気管を追加する。
ではでは下回りのディテールアップを始めよう。

ご覧のとおり、軸受と側板の窮屈な狭間に上下合体ネジが位置する↑ 追加したい排気管は公式側軸受の外側を通るため、そのまま固定するとネジが回せなくなるのだ。検討を重ねた結果、スマートとは言い難いけれど排気管を最後にネジ留めする方法を取ることとした。

その前にウォーミングアップを兼ねて、乗務員ドアの下部へステップを追加するのだ。0.5 x t0.2洋白帯板をクネクネと曲げる↑

床板の非公式側前方へがっちり固定↑ 存在感は薄いものの、非公式側の床下を賑わすアイテムが他にないもんでね。

いよいよ公式側排気管。まず、排気管のネジ受けを洋白エッチングランナーから適当にでっち上げる。

これを公式側後方の、客ドア戸袋に隠れる位置へハンダ付け↑ 写真を撮り忘れたが、排気管の先端を差し込むφ0.9穴をロスト製フロントデッキに開けておく。

排気管本体となるφ0.8真鍮線をこのように曲げる↑

洋白端材で作ったネジ留め板に真鍮線の後端を固定↑ 前端をデッキ穴に差し込むことで位置が決定する塩梅だ。

ついでに排気管の後ろ側も作っちゃおう。ご丁寧に排気口となる末端をドリルで掘っているところ↑

マフラーは真鍮パイプを差し込んで適当にハンダで固めた↑ いや、ちとテケトーすぎたか。あとで微調整したわ。

この一式をネジ留め板に取り付ける↑ 無論、実物は1本のパイプが滑らかにつながっているはずで、車輪や軸受が実寸よりはるかに分厚いHOナローだと、大きな食い違いが生じるのも致し方アルマーニ。

以上で排気管ユニットの出来上がり〜↑ ネジ1本では強度的な不安を覚えるが、普段指の当たる箇所でもなく大きな問題にはならんだろう。

ネジ留めした状態↑ 元がいかに窮屈かご同情いただければ幸いだ。

お尻からちらっと顔を覗かせる排気口がえぇ雰囲気じゃないかっ↑ 浅いくぼみでもパイプ感は十分現れるんだよっ、自画自賛。

塗装前の作業としていちおう記しておくよ。洋白エッチングの窓枠はコバを整え、妻板用2枚を三面に折る。前妻の窓枠に関しては、組立講座に従って不要な中桟をカットし、ついでにワイパーもハンダ付け↑ 窓セルが貼りやすいよう、裏面を平らに仕上げておいた。

テトラ 真鍮線 0.8×250mm 10本入 50015
φ0.8真鍮線はなにかと重宝する。

○ モデルワーゲン「頸城の丸山製単端ジ1」製作記、その8。塗装の方針転換、車体はぶどう色2号で。濃いめのウェザリングも。: パワーリンゴ(2020/12/02)
○ モデルワーゲン「頸城の丸山製単端ジ1」製作記、その6。下回りは軸受の位置決めが少々厄介。: パワーリンゴ(2020/11/30)
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