「Creative Cloudの旧バージョン利用不可」事件、未だAdobeから追加の声明なし。

一貫してAdobeのサブスクリプション制に反対し、CS製品との心中を覚悟する立場としては、率直なところ対岸の火事ではあります。少し前の値上げ時も黙っておりました。しかし……今回騒ぎになっている旧バージョンのダウンロード・インストール・使用ができなくなった件(engadget)はちょっと看過できんでしょう。

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いろいろな問題が含まれていると思いますが、個人的には『Creative Cloudの認定外のバージョンの使用またはインストールを継続した場合、第三者に権利侵害を主張される可能性がありますのでご留意ください。(Adobeサポート文書)』などという脅しとも取れる文言を顧客に掲示する態度が、もはや理解不能なレベルです。

すでに大騒ぎになっているので、早々にAdobeから何らかの声明が発表されるかと待っていたものの、その気配すら見られず今回記事にした次第。3D CG市場において御三家と呼ばれたソフトウェアを全て買収し、のちSoftimageを抹殺、サブスクリプション制移行後も少しずつ値上げを断行するAutodeskと比肩する帝国化に向かうとは、全くもって想定外でしたよ。

元DTPというかプリプレスの現場にいただけに、「Adobeの旧バージョン」に依存せざるを得ない出版印刷業界の混乱は想像に難くなく心が痛みます。クソ忙しくて消費者庁への報告すら煩わしいのもわかります。ただ、大きな反発でもって釘を刺しておかねば今後に響く可能性もあるでしょう。

できれば、サブスクリプションのデメリットや今回のような事態を避けるための統一規約の策定まで議論が深まってほしいと願いつつ……CS環境の維持に邁進しますよっ。


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アドビシステムズ
2013-10-01

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Amazonの商品説明では、5月18日現在も『・過去バージョンも利用可能…CC利用者は、CS6以降のすべてのバージョンを入手及び使用可能。また、お持ちのパッケージ製品などはそのまま利用できます』と記載されています。これすら書き換えないとはいい度胸ですね。

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