ワールド工芸「低重心超小型機関車 へっつい」製作記その12。動力・ロッド組み立てでもって、完成!

< 極小パーツは面倒でもピンセット先端に両面テープを貼って飛ばしてしまうのを回避すべし = である調 >


蒸機下回りの最終組み立てはせっかちな性分に合わないらしい。「慎重だがせっかちなタイプと大胆だがのんびりなタイプはどちらがモデラー向きか?」などとつまらない禅問答でも思い浮かべて心を落ち着かせようジャマイカ。

画像

動力フレームにギヤをネジ止めし、絶縁ブッシュを介して非公式側フレームを取り付ける↑ このフレームはネジ穴のマージンだけ動かせるため、最終段階での調整しろが増えたといえるな。私のようなへっぽこモデラーには嬉しい仕様だ。一方その7で注意したように、皿ネジの頭がボイラー裾に当たりやすい。

画像

ウェイト・モーター・シリンダーユニット・輪心・ロッド類が付いちゃった↑ この間の写真がゼロ、すまんのぅ。ロッドの組み立て・調整はさほど難しくなかったものの、案の定、前後輪心の位置を揃えるのに手こずったわ。とにかくギヤのバックラッシュが積み重なって、第一動輪の遊びが増幅されるのだ。個人的な都合上「へっつい」は逆機運転の頻度が高くなりそうだから、前進に最適化するわけにもいかぬ。遊びのせいで右90度先行の位相合わせもなかなか決まらない。幾度も調整を重ねた末「もうこんなもんだろ」と妥協して適当に切り上げた。

ところで大事なことを言い忘れておったよ。メインロッドとクロスヘッドがメーカー組み立て済みで本当に助かるっ。模型の極小のカシメってやつは、上手くいくときはアッサリ出来ちゃうのに、そうでないときはドツボにはまる厄介極まりない代物だからな。いや〜ありがたいありがたい。ここはひとつワールド工芸様を十二分に持ち上げておいて、今後全ての蒸機キットがカシメ済みになるよう云々……。

ロッドピンに関しては輪心のモールド穴が浅く、説明書どおりφ0.6ドリルで深く掘り直す作業が必須となる。ただ日本型Nゲージ蒸機と比べれば、クロスヘッド周辺と接触しやすい第一動輪でも少々の余裕があり、シビアさではまだマシだと思う。とはいえ模型でも最小クラスの部品、うっかり飛ばすと4次元に消えるので油断禁物。

モーターの取り付け自体に難しい箇所はない。モーターケースと接着する旨記されているが、非公式側より締めるネジ1本で事足るだろう。しかるに、いつになく楽観的だった私はワールド工芸の動力を信じ、最後まで通電試走しなかった。おかげで見事にバチが当たって、その5で述べたごとくウォームとウォームホイールの噛み合いが深すぎるのをこの期に及んで突きつけられた次第である。回転に支障をきたさない程度で済んだことは単なる幸運だった……と今は反省している。

画像

最後にカプラーをネジ止めした上回りと下回りをドッキングして、ついに完成だイエーイっ↑ おっと、ヘッドライトが黒いままで画竜点睛を欠いておるな。あとでエナメルの銀を差しておこう。いやはや自分で慎重などとうそぶくヤツほど危なっかしい。私は「粗忽なせっかち者」以上でも以下でもなさそうだ、トホホケキョ。


「へっつい」の系譜 ~低重心超小型機関車の一族~〔RM LIBRARY160〕
ネコ・パブリッシング
湯口 徹

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト


本書では逆機(逆位)運転についても触れられている。転車台がない路線のタンク機で行われるのは珍しくないようだが、併用軌道の「へっつい」は救助網の取り扱いに試行錯誤したとのこと。キットにはエッチングの救助網も含まれている。

関連記事 関連記事:

ワールド工芸「低重心超小型機関車 へっつい」製作記その13。写真特集号第一弾。補重の効果は……。 パワーリンゴ/ウェブリブログ(2019/03/12)

ワールド工芸「低重心超小型機関車 へっつい」製作記その11。モーターケースの黒染めと魅惑の丸窓。 パワーリンゴ/ウェブリブログ(2019/03/09)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック