ワールド工芸「低重心超小型機関車 へっつい」製作記その10。まさかの光沢ブラックと謎のマスキング。

< 欧州のカラフルで美しい蒸機たちはモデラーにとって地獄に違いない = である調 >


毎度おなじみ苦手な塗装ターイム。でも模型を塗るときほど、日本の多くの蒸機が黒一色でよかったと心底思える瞬間もアルマーニ。

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下塗りは迷うことなく「いさみやカラープライマー(黒)」↑ このプライマーのみを重ねて仕上げることも可能と謳われているけれど、価格がバカにならないので私にはできない。

さて、動力フレームのモーターケースがマスキングテープとゾルでマスクされているのがおわかりだろうか? これぞまさしくその2で掲げた「3. キャブ内を占有するモーターケースの存在感を薄める」課題への回答だよっ。詳細は後述しよう。

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次にクレオス黒でひたすら塗りつぶす↑ ホント、複雑なマスキングが不要なぶん楽っちゃ楽なんだが、凹凸や隙間のやたら多い蒸機は塗り残しの根絶にずいぶん神経を使ったわ。これに懲りてタミヤのエアー調整バルブを発注したよ、「へっつい」には間に合わなかったけれど。

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黒塗装を終え、サイドタンクに「キ21」のメタリックインレタを転写する↑ やはりワールド工芸のインレタはベースフィルムから離れやすくて助かるわー。もともと特定事業者の特定号機に仕立てるつもりはなかったものの、黒一色じゃあまりに寂しく、車両番号だけなら別にいいじゃんとの勝手な都合による。ずいぶん特徴的な車番だがなっ。

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今回は仕上げに関して決めておらず、塗装の成り行きで判断することと相成った。まぁ「半光沢〜つや消しの間かな」と見当をつけていたところが、ピカピカの黒塗りを眺めるにつけ「こ、このツヤが眩しすぎる」などと乱心……じゃなくて元来の光沢好き好き病が現れたにすぎず、結局ツヤありクリアーでトップコートしちゃった、テヘ

さらにウェザリングも無しときたっ。実車のイメージとかけ離れた処理に多くの人が違和感を持つであろうが、余は満足じゃ。ブラス蒸機のグロスブラック仕上げをやってみたかったんだよぅ

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気を取り直して、モーターケースのマスキングである。ワールド工芸の「へっつい」完成写真では、キャブ内のモーターケースも車体と同じ塗装が施されている。そのためモーターケースが実車にも存在するような錯覚を引き起こしかねない。下品な表現で恐縮ながら、当初私はこのキャブ回りが男子公衆トイレとその個室に見えてしまった。

そこで考えたのは、モーターケースが模型固有のものであり実物には存在しない、と逆アピールする方策なのだ。したがって他と同じ色には塗らず、マスキングを剥がした洋白地をわざわざ黒染めして模型の動力パーツであることを強調する。私のテケトー予測だと、鉄道模型を見慣れた人ほど「黒染めの異物は見なかったことにしちゃう」自動補正が働いて効果的……かも、きっと、たぶん、だったらいいなぁ〜〜とかぁ。




黒光り蒸機は金属製の特権……と思っていたけれど、KATOの記念C50があっさり覆してしまった。

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