ワールド工芸「低重心超小型機関車 へっつい」製作記その3。サイドタンク組み立てと、牽引力の話。

< そもそも実物のサイドタンクが前に寄っていることからして…… = である調 >


キャブとサイドタンクの続き。

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小物の取り付けはできるだけ後回しにしたいのだけれど、組み立てが進むにつれて奥まった所へコテ先が届かない恐怖を覚えたから、屋根上の汽笛と後部ヘッドライトをハンダ付けした↑ 汽笛は挽物、ヘッドライトがロストである。というよりロストワックス製は前後ヘッドライトのみなんだよな。もしかすると高価なロストパーツを避けているのではなく、エッチングによる表現の限界へ挑戦したいだけなんじゃないかと思えてくるわ。

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別の角度から↑ やたら無骨な後ろ姿は、大日本軌道伊勢支社ないし中勢鉄道の自社改造なのだろう。

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サイドタンク天面に給水ハッチを取り付ける↑ 熱を加えすぎると、すでにつづら折りの出っ張りを削り取ったハッチがバラバラになりかねないので、迅速確実な仕事が要求されるのだ。あぁ……過去にバラバラにした経験があるともさっ。ワールド工芸ならではのスリルといえる。

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サイドタンク内部へは、のちほどホワイトメタル製ウェイトを接着する↑

このように、小さなウェイトやウェイト代わりの無垢パーツを分散配置することで少しでも重量を稼ぐよう設計されている。されてはいるのだが……絶対的な小ささとまとまったスペースのない形状、そしてテールヘビーなバランスの悪さが牽引力不足を引き起こしているのは明白だなっ。

「なぜ完成する前に牽引力が足りないとわかるのだ?」というと、習作がてらワールド工芸の小型内燃機関車を2台組み、その牽引力の無さに四苦八苦したことが理由のひとつ。もう一点は、本車のお供としてリリースされているボギー客車「中勢鉄道 キホハ24」の旧製品に、M車(モーター付き)仕様があったことだ。

客車に動力を搭載する構成は決して珍しいものじゃなく、小さすぎて動力が載せられない機関車を客車が推して走る「ユーレイ方式」はその典型だろう。また、長大編成の客車列車を安定走行させるためにM付き客車を組み入れる場合もある。

しかしねぇ、「へっつい」はちゃんと動力を積んでいるのだよ。メーカー自身その組み込みに相当苦労しただろうに、牽引力不足でユーレイもどきとなっちゃうのは惜しい気がするし、機関車の沽券にも関わるってもんだ。そーゆーことで課題1の「補重による牽引力強化」に挑む所存でござる、ござるよ。




Nゲージでもこのクラスが自走する時代。なお、キホハ24の現行品はT車(トレーラー = 無動力)仕様のみらしい。

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