モデルワーゲン 「頸城のホジ3」製作記、その4。お顔の縦樋はリアリティとデフォルメの狭間で……。

< ヘッドライトケースもマスキングの関係で後回し = である調 >


ところで屋根はいつ付くのか?」とやきもきしている方がいらっしゃるかもしれない。昨日書いたように塗り分けの配慮が行き届いているため、窓枠や客ドアなどは塗装後に接着する段取りとなる。したがって、それらの作業を無理なくこなすには屋根を取り付ける前の状態がベスト。私だって強度的に屋根をハンダ付けしたいのは山々だが、ここはぐっとこらえて最後の最後に取っておくのだ。試しに床下からの作業をシミュレートしたけれど、3秒経たぬ間に「絶対無理!」と確信したよ。

そんな屋根と密接に関わるのが、妻面両脇に控える雨樋の縦樋。外装式(というより後付け改造に多い)縦樋はホジ3にとどまらず、国鉄キハ04など例には事欠かない。ただ、この姿を見るといつも古墳時代における男性の最先端ヘアスタイルを思い浮かべてしまうのは私だけ?

キットにはリン青銅の帯板を曲げたシンプルな割ピンと、寸法通りに切断されたφ0.4真鍮線が含まれている。しかし真鍮線の長さが妻面の高さと全く同じで、そのままだと屋根の雨樋に届かない。加えて、実車の縦樋下端は妻面下端より少し下に位置する。要するに上も下も長さが足りないのだ。第一、線材と割ピンの工作はハンダ付けでテンパるものと相場が決まっているんだし(ホンマか?)、最後に所定の長さに切り揃えたほうがずっと楽なこと請け合いだ。

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以上を考慮して長めにカットした手持ちの真鍮線に替え、アルミ板で隙間の治具を作り、セロハンテープで仮止めしまくった結果……こうなる↑ 酷いなっ、古墳時代のイケメン豪族も形無しじゃ。

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でも、これだけ十分なお膳立てを施した甲斐あって、概ね満足できる仕上がりに↑ そうそう、割ピンの足はギリギリまで短くしておき、ハンドレールノブ同様に裏からハンダをたっぷり流しつつ、周囲にできるだけ広がらぬよう注意する。なにせ塗装後に貼り付ける窓枠の邪魔になってはいかんから。

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上は屋根の雨樋と接する1mm弱、下は1mm飛び出た長さに切りそろえて完了だ↑ 屋根と下回りを取り付けるまでは恐ろしく引っ掛けやすい状況が続くので、一向に神経が休まらん。おそらくメーカーはこの辺りも計算に入れて決定した長さなのだろう。

さて……今さらながらのそもそも論としてだね、この縦樋付近はモデルワーゲンのデフォルメが相当加わっている箇所といえる。リアルさを追うにしても、さほど難しくない工作で済みそうだな。とはいえ銀龍号の「顔」で述べたごとく、やはりメーカーの個性を残したいし、実物では密着している縦樋をあえて浮かせることで、ちどり号のバンパーアングルよろしく細密感が上がって模型的に悪くない。ま、妻面の横幅いっぱいに渡るウインドウシルがちょっとアレだから、塗装時にでも誤魔化しておこう。キットなんて自分の好きなように作ればいいのさ……などと私が言っても説得力ゼロか、さよか。


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具体的には、縦樋の後ろに巾1.0くらいの帯板を貼り、その分ウインドウシルの長さを詰める。この作業を側板とつなぐ前に行えば組み立ても簡単。そして縦樋を帯に密着するようハンダ付けすれば、実車の構造にかなり近づくはず、きっとたぶんメイビー。

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