モデルワーゲン「根室拓殖のちどり号」製作記その2。キット全貌と、魅惑の無骨ボンネット作り。

< グリルのスリットが貫通していたらなお嬉しかった = である調 >


さて、恒例となりつつあるキットのパーツ集合写真を載せておこう。前回の最後に「わりとシンプルな構成」と記したとおり、パーツ点数は少なめ。

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事情により右側板が欠席しているが華麗にスルーしてほしい↑ 戦前は、客用扉脇に手すりが、窓には保護棒が渡されて多少賑やかだったのに、戦後いずれも撤去されて余計シンプルになっている。エッチング板の占める面積が大きいものの、基本はプレス抜きの真鍮板とロストワックスで構成された同社らしい贅沢な内容

それにつけてもマニアックというか極端に特徴ある珍品ですらなく、大した需要の見込めない車両を、堅実な金属トータルキットとしてリリースしてくれたモデルワーゲンには頭が下がるばかりである。いちおう書いておくと、2018年7月16日現在、トータルキット・未塗装キット・塗装済完成品とも在庫あり(ただしトータルキット以外は約1年後の納品)。

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この製作記も順を追うのではなく、要所をピックアップする方式でいくぞ。ちどり号の目玉、戦後に換装した日産ボンネットは本体とバンパーの2ピース↑ パーツリストの単価もエライことになっていて失敗は許されない。十分に位置を定めてハンダ付けする。

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しっかり固定したかったのでハンダを多めに流し、キサゲで頑張るいつものやり方↑ そうそう、ボンネットのみならず、今回はロストパーツのハンダ付けにさほど苦労しなかった。急に私の腕が上がったとは冗談でも抜かす勇気がないので、たぶん偶然。

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趣向を変えて、このままボンネットを塗装する話へ持っていこう。ボンネットはグリーン一色だが、バンパー付近を黒で塗り分けねばならぬ組立講座(説明書と同内容)では筆塗りの指示があるものの、すでに無蓋車製作にて自身の筆塗り技術を見限った(見限る早さは一流)。よって、細かなマスキング作業を耐え忍んでもエアブラシで吹くっきゃない↑

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うん、どーにかサマになったよ↑ 改めてグリル付近の形状を観察するとじつに面白い。かもめや銀龍と揃えるように、同じ日産A型ガソリンエンジンをボンネットごと移植したため、ドナーと思しき180型トラックの前輪フェンダーに続くであろう膨らみが残っているのだ。お暇な方は「日産180型トラック」を画像検索して、そのポン付けぶりをチェックしていただきたい。

ところで、斜め後方に伸びるバンパー固定アングル材と前の細い柱との間が、三角(に近い台形)に開口した造形となっているけれど、実車は1枚の鉄板で埋まっている。モデルワーゲンの着色イラストも埋まって描かれていることからして、細密感を上げるために逆デフォルメ(?)を行ったのではなかろうか。いずれにせよ向こうが見通せて心地いいから結果オーライなのだ。


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