本車をもって完結、「根室拓殖のちどり号」製作記その1。完成写真と単端への異常な愛情。

< 実を言うと丸山の単端が一番好き = である調 >


「毒を食らわば皿まで」などと軽々しく抜かすのは各方面に対して失礼だし、なにより自分の好みの原点を否定しかねない。それについては後述しよう。改めて……一連の根室拓殖鉄道気動車シリーズも、最古参の本車「ちどり号」でもって完結するのだっ。そうそう、こーゆー前向きな表現ね。では銀龍号IIと同じく、いきなり完成写真からご覧あそばせ。

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詳細はウィキペディアに丸投げするが、一部仕様の異なる東京支店製とはいえ天下の日本車輌様が放った見紛うことなき「日車標準型単端」だ↑ 戦後、エンジンと共に丸ごと交換された日産のボンネットがちどり号最大の特徴であり、まさに模型の見どころでもある。

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今回はモデルワーゲンのキットを大方ストレートに組んだ↑ ただ、同社の組み立て見本と印象が違って見えるならば、我が狙い通りである、ヒッヒッヒー。

戦前に作られ廃線時まで活躍した車歴の長さから、塗色を3度変更している。終戦までのオリジナルボンネット時代は茶色1色、その後根室拓殖標準カラー(?)の水色に赤帯を経て、著しく傷んだ外板張り替えと同時にクリームと緑のツートン(+ 白帯)に塗り分けられた。ご覧のとおり、模型では3度目の塗色を再現してみた。なお、ウィキペディアの塗装に関する記述は不正確だな。

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さて、根室拓殖の最後のピースを埋めたいという欲望は全く否定しない。けれども、元来私は「典型的な単端式気動車」が好きなのだ。そのイカれ具合を象徴する作品をご紹介しよう。

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このヨレヨレの自由形単端は鉄道模型現役の中学生時代に作った代物である↑ 出来はともかく「プラ板から単端をスクラッチする中学生」な時点で、人の道を踏み外……私の異常な愛情が垣間見られる。怖いもの知らずの当時はペンキ剥げを含むウェザリングにも果敢に挑戦し、今の自分が嫉妬するほど自由でのびのびと工作を楽しんでおるな。

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なにより、日車と丸山と雨宮を足して3で割ったようなデザインが微笑ましくもあり、末期的でもある。「こんなしみったれたポンコツ車両の何がいいのか?」と真顔で質問されてもだねぇ、蓼食う虫も好き好き、好みに理由など無かろうとしか返せんよ。

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話を戻そう。つまるところ、私にとってちどり号は根室拓殖の大トリのみならず、憧れだった普通の単端、その市販キット初組み立てでもあるのだ。ま、極私的思い入れとは裏腹にわりとシンプルな構成のキットゆえ、本連載も短めに済ませたい。つーかもう、酷暑続きで頭が回らんっ。


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勤続年数が長いぶん、残された写真も多い。

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