モデルワーゲン根室拓殖「かもめ号」製作記、その8。淡青色の模索と旧型スプレーワークの最期。

< 根室拓殖の青色は漁船に多用された塗料との説もあったり = である調 >


いよいよ大きら……模型の出来を左右する大切な工程、塗装に移るゾ。初心者の分際で恐縮ながら、またぞろキット組立講座の手順に沿わず全面的に自己流で塗っていく。

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塗装前に、溶剤 → 酸 → クレンザー → 中性洗剤の順で洗浄↑ ここらの冬は空気がパッキパキに乾くので、乾燥時間も存外短くてすむのが取り柄。逆に、乾燥肌を防ぐハンドクリームが付着せぬようポリエチレン手袋などで扱わねばならず、やっぱり面倒だよネ。

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まず、上回り全体に「いさみやのカラープライマー(白)」をエアブラシで吹く↑ ついにエアブラシ様のご登場だっ。巨神兵のごとく20年ぶりに息を吹き返したタミヤの旧型スプレーワーク、あのスリムな縦型だぜぃ。メンテ後にいくつか試し塗りをして技術の再習得に励んだが……ヤバい、ヤバいよぉ。そんな状態で本番だっ。

いさみやの製品はプライマーの常識を覆す代物で、そのまま最終塗りまでOKだという。ところが薄めすぎぃ? なくらい専用溶剤で希釈(約4倍)したため、なかなか色が乗ってくれない。まぁ、発色を良くするための白だからと、ほどほどのところでストップ。のちに、この薄さがひょっとすると、ひょっとするかも。

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ボディ色は、事前に別のキットで試しておいたクレオスの「C74 エアスペリオリティーブルー」をセレクト↑ 自分で調色するつもりが、イメージとあまりにも合致したもんでねぇ〜。私の調べた限りにおいて、根室拓殖のカラー写真は1枚も見つからず。仕方がないので、モノクロ写真のやけに白っぽい写り方から、明度が高く彩度の低い本色に決めた次第だ。なお、モデルワーゲンは同社製の沼尻ブルーを指定しており、ネットで見つかる他の模型も濃いめの水色に塗られた作品が多い。

色について最も詳細な記述のある資料では、かもめ・銀龍とも『ジュラルミンの銀色 → 水道管のくすんだ銀色 → 水色にくすんだ赤いライン』となっていて、よほどくすんだ印象が強かったのかと妙に感心したよ。特に、水道管のくすんだ銀色て……そんな塗料が存在したのか、単にジュラルミンが変色したのか今となってはもうわからない。

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次にボディの大半をマスクし、クレオスの白にほんのわずかなスパイスを混ぜたオフホワイトで白帯を塗る↑ さぁ、ここで悪いニュースだぞ。1度目の吹きでコンプレッサーが突然ぶっ壊れちまったぁ! 調子よく吹いている最中にポンプのピコピコサウンドがふっと消え、モーターのシュイ〜ンと空回りする音だけが響く。あまりに唐突で頭が混乱するも、気を落ち着けてバラすと……クランクを回すスパーギアが見事にナメちゃってまぁ! ギアの歯が折れるほど負荷の生じる緻密な造りには思えないのだが、あれか?「腐ってやがる、遅すぎたんだ」ってやつか? ともかくこれじゃパーツ交換する以外に直しようがないし、2018年現在、確実にパーツを入手する方法があるとは考えられない。

なにより哀れなるはかもめ号である。最悪のタイミングで塗装が中断され、このまま長期間放っておくわけにもいかぬ。全くもって不本意ながら大至急新しいコンプレッサーを発注し、翌日なんとか手に入れることができたのだ。ホント、日本の物流様々だと五体投地しつつ、想定外の出費に枕を濡らすのである。




のんきに物色している暇もなく、タミヤのレボIIを選択。さすがに、中身が旧型とあまり変わったようには見えない現行ベーシックコンプレッサーはやめておいた。レボIIの静かな動作音に感動しまくり。

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