MacBook購入から3年経過レビュー。
さて、本日でトビのMacBookは購入から3年が経ちましたので、長期経過レビューをお届けします。以前行ったMacBookの経過レビューは以下。
◯ MacBook 1年経過レビュー その1
◯ MacBook 1年経過レビュー その2
スペックをおさらいすると・・
MacBook Late 2007 黒
・Core 2 Duo 2.2GHz(Merom)
・1GB RAM(4GBに増設)
・160GB HDD(500GBに増設)
・Super Drive
・Intel GMA X3100(VRAM 144MB)
・13.3インチTFT(1280×800)
・Mac OS X 10.5 Leopard(Snow Leopardにアップグレード)
いきなり言っちゃうと、実によくできたマシンです。私にとって初めてのコンシューマ向けポータブルなのですが、本当によくできています。
箇条書きにて満足点を挙げてみます。
◯ 3年経っても衰えぬパワー
たぶんCore 2 DuoというCPUが秀でているためでしょう。未だ13インチ以下のポータブルがこれを使っているわけですからね。チップセット内蔵GPUは非力ですが、あからさまに非力だと感じる場面はそうそうありません。
◯ 拡張が容易
Macでは珍しく、メモリやHDDへ大変アクセスしやすいのです。メモリは本体と同時購入で即Maxにしましたし、HDDも最近大容量のものに換装したばかり。特にHDDの換装のしやすさは、今までのポータブルMacの中で一番でしょう。
また、外部ポートが必要十分に揃っており、この3年間は不足を感じたことがありませんでした。HDDの交換については「MacBook 黒 Late 2007のHDD交換、まとめ。」を参照ください。
◯ 頑丈な筐体
やはり樹脂製筐体は強いです。一見するとアルミ製のほうが頑丈そうに思えますが、金属は一度変形すると戻らないんですよね。私のMacBookもあちこちにぶつけたりしましたけれど、小傷を作る程度です。
また、黒モデルは材質自体が黒いので、引っ掻き傷やえぐれができても黒いままなので目立ちません。
物理的な可動部の破損が全くないのも快挙ですね。ヒンジが少し緩いかもしれませんが、まだまだ自立します。
◯ 稼働音が小さい
HDDの回転音やアクセス音がほとんど聞こえません。夏場は冷却ファンがしきりに回り、音もそれなりに発しますが、今までのマシンに比べれば実に静かなものです。電気系統の発するノイズも聞こえません。埃をどんどん吸い込んで冷却ファンが過剰に音を立てる場合がありますが、3年使った程度ではそのようなこともありません。
◯ ディスプレイの光量が落ちない
3年間、毎日使っているにもかかわらず液晶ディスプレイの劣化が少ないです。かなり黄味がかってはいるものの、バックライトの光量は十分ですし、コントラストも高め。
◯ トラックパッドが使い物になった
これはSnow Leopardにアップグレードしてから改良されました。めでたしっ。まだ少し過敏ですけれど、PowerBook時代のものにかなり近づいた印象です。また、トラックパッドの表面の摩耗は気にならない程度ですね。
以上です。次は、不満点を列挙しますね。
◯ バッテリーの膨張により筐体が変形
もう個人的にはあり得ない不具合なんですけれど、バッテリーの膨張は白黒MacBookの最大の問題ですね。バッテリーだけの被害では済まないですから。私の場合、発生したのが3年目で、早期発見できたため大事には至りませんでした。この件については「経年劣化によるバッテリー膨張は『仕様』。」をどうぞ。
◯ 大きく、重い
PowerBook 12インチからの乗り換えでしたから、ハンドリングの悪さがどうにもこうにも・・。据え置いて外部ディスプレイを繋いだ状態での使用時間が圧倒的に長いですね。室内モバイルも億劫になってしまいます。この一点においてMacBook Airは唯一無二なのですが・・。
◯ キーボードがイマイチ
3年も使っているとさすがに慣れてきましたけれど、依然ミスタイプが多いです。真っ平らなキートップはいけませんねぇ。現在、MacBook Proも外付けキーボードも全てこのキートップになってしまいました。ところで、このMacBookからテンキーモードが廃止されましたが、なんら不都合はありません。
◯ 使わないハードウェアが多い
これは個々人の使用環境によるでしょう。私は、iSightカメラ、Apple Remote、Line Inをほとんど使いませんでした。
◯ マグネット式ラッチは使いづらい
これも標準装備となってしまいました。閉じるときは指を挟みそうになりますし、開けるときは筐体が浮いてしまいます。最近のマシンはヒンジを緩くし、磁力も弱めにしているせいか使い勝手が向上していますね。けれどこのラッチにこだわる必要はないんじゃないかなと思います。
以上です。
それなりに不満が残るものの、やはりコンピュータとしての基本性能が枯れていない点はなによりの驚きですね。このままMac OS X Lionを迎えてもそこそこの速度を維持できるのではないでしょうか。
おかげで、次のMacを物色するもイマイチ気が乗らないのは事実です。このような事態は初めてなので困惑してしまいます。
逆に考えると、今、3年前の中古MacBookを購入すると十分過ぎるくらい使えてしまうんですね。しかも、新しいMacがどんどん安くなるため中古品の価格も圧縮されて非常に安価ときています。
この日までに次期Macの選定を終えるつもりでしたが、今は無理に急ぐ必要もないかと考えています。購入予算は押さえていますし。そういえば、前のPowerBook 12インチも3年と7ヶ月使ったんですよねぇ。また気分がころっと変わるかもしれませんし、そのときはそのときです、ハイ。
とはいえ、購入時は179,800円と今ならMacBook Pro 15インチ級の価格でした。ですから現行のMacBookがいかに安いか痛感しますね。
◯ MacBook 1年経過レビュー その1
◯ MacBook 1年経過レビュー その2
スペックをおさらいすると・・
MacBook Late 2007 黒
・Core 2 Duo 2.2GHz(Merom)
・1GB RAM(4GBに増設)
・160GB HDD(500GBに増設)
・Super Drive
・Intel GMA X3100(VRAM 144MB)
・13.3インチTFT(1280×800)
・Mac OS X 10.5 Leopard(Snow Leopardにアップグレード)
いきなり言っちゃうと、実によくできたマシンです。私にとって初めてのコンシューマ向けポータブルなのですが、本当によくできています。
箇条書きにて満足点を挙げてみます。
◯ 3年経っても衰えぬパワー
たぶんCore 2 DuoというCPUが秀でているためでしょう。未だ13インチ以下のポータブルがこれを使っているわけですからね。チップセット内蔵GPUは非力ですが、あからさまに非力だと感じる場面はそうそうありません。
◯ 拡張が容易
Macでは珍しく、メモリやHDDへ大変アクセスしやすいのです。メモリは本体と同時購入で即Maxにしましたし、HDDも最近大容量のものに換装したばかり。特にHDDの換装のしやすさは、今までのポータブルMacの中で一番でしょう。
また、外部ポートが必要十分に揃っており、この3年間は不足を感じたことがありませんでした。HDDの交換については「MacBook 黒 Late 2007のHDD交換、まとめ。」を参照ください。
◯ 頑丈な筐体
やはり樹脂製筐体は強いです。一見するとアルミ製のほうが頑丈そうに思えますが、金属は一度変形すると戻らないんですよね。私のMacBookもあちこちにぶつけたりしましたけれど、小傷を作る程度です。
また、黒モデルは材質自体が黒いので、引っ掻き傷やえぐれができても黒いままなので目立ちません。
物理的な可動部の破損が全くないのも快挙ですね。ヒンジが少し緩いかもしれませんが、まだまだ自立します。
◯ 稼働音が小さい
HDDの回転音やアクセス音がほとんど聞こえません。夏場は冷却ファンがしきりに回り、音もそれなりに発しますが、今までのマシンに比べれば実に静かなものです。電気系統の発するノイズも聞こえません。埃をどんどん吸い込んで冷却ファンが過剰に音を立てる場合がありますが、3年使った程度ではそのようなこともありません。
◯ ディスプレイの光量が落ちない
3年間、毎日使っているにもかかわらず液晶ディスプレイの劣化が少ないです。かなり黄味がかってはいるものの、バックライトの光量は十分ですし、コントラストも高め。
◯ トラックパッドが使い物になった
これはSnow Leopardにアップグレードしてから改良されました。めでたしっ。まだ少し過敏ですけれど、PowerBook時代のものにかなり近づいた印象です。また、トラックパッドの表面の摩耗は気にならない程度ですね。
以上です。次は、不満点を列挙しますね。
◯ バッテリーの膨張により筐体が変形
もう個人的にはあり得ない不具合なんですけれど、バッテリーの膨張は白黒MacBookの最大の問題ですね。バッテリーだけの被害では済まないですから。私の場合、発生したのが3年目で、早期発見できたため大事には至りませんでした。この件については「経年劣化によるバッテリー膨張は『仕様』。」をどうぞ。
◯ 大きく、重い
PowerBook 12インチからの乗り換えでしたから、ハンドリングの悪さがどうにもこうにも・・。据え置いて外部ディスプレイを繋いだ状態での使用時間が圧倒的に長いですね。室内モバイルも億劫になってしまいます。この一点においてMacBook Airは唯一無二なのですが・・。
◯ キーボードがイマイチ
3年も使っているとさすがに慣れてきましたけれど、依然ミスタイプが多いです。真っ平らなキートップはいけませんねぇ。現在、MacBook Proも外付けキーボードも全てこのキートップになってしまいました。ところで、このMacBookからテンキーモードが廃止されましたが、なんら不都合はありません。
◯ 使わないハードウェアが多い
これは個々人の使用環境によるでしょう。私は、iSightカメラ、Apple Remote、Line Inをほとんど使いませんでした。
◯ マグネット式ラッチは使いづらい
これも標準装備となってしまいました。閉じるときは指を挟みそうになりますし、開けるときは筐体が浮いてしまいます。最近のマシンはヒンジを緩くし、磁力も弱めにしているせいか使い勝手が向上していますね。けれどこのラッチにこだわる必要はないんじゃないかなと思います。
以上です。
それなりに不満が残るものの、やはりコンピュータとしての基本性能が枯れていない点はなによりの驚きですね。このままMac OS X Lionを迎えてもそこそこの速度を維持できるのではないでしょうか。
おかげで、次のMacを物色するもイマイチ気が乗らないのは事実です。このような事態は初めてなので困惑してしまいます。
逆に考えると、今、3年前の中古MacBookを購入すると十分過ぎるくらい使えてしまうんですね。しかも、新しいMacがどんどん安くなるため中古品の価格も圧縮されて非常に安価ときています。
この日までに次期Macの選定を終えるつもりでしたが、今は無理に急ぐ必要もないかと考えています。購入予算は押さえていますし。そういえば、前のPowerBook 12インチも3年と7ヶ月使ったんですよねぇ。また気分がころっと変わるかもしれませんし、そのときはそのときです、ハイ。
とはいえ、購入時は179,800円と今ならMacBook Pro 15インチ級の価格でした。ですから現行のMacBookがいかに安いか痛感しますね。
この記事へのコメント
で、VirtualBoxでプリントするやりかたを教えてください。AMEXにEPSON PM880Cをつないでます。インターネットでDriver (fro XP)をインストールし、VB Guest Additionも入れたので、プロンプトなしに共有フォルダもできましたし、それから、マイネットワークでMBPのプリンタ共有したPM880Cは見えているのですが、ドライバが見当たらないのです。なぜでしょう?
1. プリンタドライバをWindowsにインストール。
2. Bonjour for Windowsで設定。
この作業のみです。サミぃさんはすでに1.が終了していらっしゃるので、2.の作業だけですね。
AppleのサイトからBonjour for Windowsの最新版をダウンロードしてインストール。あとはウィザードに従うのみです。
もし、ウィザードがうまく進まない場合、VBの設定にてネットワークを『ブリッジアダプター』に替えてみてください。これで問題なく進む筈です。
Windowsをいったん終了でしょうか?
VBのネットワーク設定が初期状態(NAT)のままですので、ブリッジアダプターに切り替えてください。一度Windowsをシステム終了します。そうすればVBの『設定』ボタンが有効になりますので、クリックして設定してください。
ありがとうございます。大変助かりました。VBも最新版がリリースされたと表記を改めましたのでご確認下さい。
iSight (FaceTIme Camera)がもったいないです。
プリンタが設定できたようでなによりです。
お役に立ててよかったです。また嬉しいお言葉ありがとうございます。
残念ながら2年経過レビューはできませんでしたが、年単位の長期レビューの存在意義があったかな、と思っております。
今後とも精進しますゆえ、よろしくお願い申し上げます。