CMYKのK100をグレースケールのK100にする方法

 ちょっとマニアックですんませんすんません。ただ、トビの仕事ですんげー大事なことなので、備忘録として書いておきます。

 Illustratorで作成したこんなイラスト↓
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 CMYKで、右上から時計回りにK30、K100、K60、K100%です(CMYは0%)。

 んで、これをPhotoshopにもってきて、K100部分の情報を見てみると・・・
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 あーらら、CMYKの情報は正しいのですが、グレースケールの情報がオカシイ。これを、そのままグレースケールにし、モノクロ2階調でアミ点を作成すると・・・
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 本来K100であるべき部分もベタではなく、アミになってしまいました。なんてこったい!
 これは上記のように、RIPなどのシステム任せではなくてアミ点を手動で生成する私の業界では大問題。で、今までどうやっていたかというと、グレースケールにした時点でトーンカーブなどを使って無理くりK100にするというアナログかつ不正確な方法を取っていました。
 原因は、どーもこのカラー設定にある模様↓
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 ドットゲインとはドットがゲインする、つまりアミ点の点々がインクのにじみで太ってしまうことを指しますが、この設定だと15%(どう15%なのかは不明)太ってしまうことを考慮して、若干細めにアミ点を生成する・・つまりグレー濃度を本来の設定値よりちょびっと少なめにしちゃうわけですね。だからといって、K100のベタをK95にしちゃうのはどうかと思いますが(確かにオフの印刷などは限界点越えですね)。

 んがっ、土曜日に行った社内の勉強会で、天才係長(ちなみに私の中では、天才は褒め言葉ではありません)が画期的な(そしてコロンブスの卵的な)この問題の回避法を披露してくれました。

 作業内容は単純明快。CMYKの状態でCMYのチャンネルを破棄しちゃうのです、あわわ。
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 こうすることで、嫌が何でもグレースケールの値はK100。
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 CMYKの値がヘンなのはこの際気にしません。そもそもチャンネルが無くなっちゃったのだから、どーでもいいのです。これでグレースケールにし、モノクロ2階調でアミ点にするとバッチリ。
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 ベタがベタです、素晴らしい。トーンカーブでいじいじしないので、中間調の値が微妙に変わってしまうこともありません。重ねて素晴らしい。さすが天才係長(ですから私の中では、天才は褒め言葉ではありません)。

 先ほどのカラー設定をちゃんと行えばうまくいくのかもしれませんが、少なくともプルダウンメニューで「ドットゲイン0%」はありませんし、メニュー内のどの設定を使ってもK100を保つことはありませんでした。普段、色については厳密さを問われない業界なので、色に関わる問題が発生すると右往左往するハメになります。かといって複雑なカラーシンクを扱いたい訳でもなく・・・ちとジレンマですね。

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    Excerpt: はて?80線って何のことだっけ?かなり昔に聞いたような。。なんていう人。 それどころか「80線?線数?なにそれ?」なんていうデザイナーも多くなってきてるでしょうね。 僕はかつて、かろうじて新聞広告.. Weblog: 地方の中規模印刷会社で苦悩するWebデザイナー改めWebディレクターの日記 racked: 2008-11-07 23:16